2013年12月13日

ローマとフィレンツェのディープで壮大な歴史もあるお料理

BUONGIORNO〜♪♪♪今週はお休みの夕方に「花を束ねる」というイベントにサスライシェフと二人で参加、クリスマス☆リースを作りました!!!グリーンの爽やかな香りでリフレッシュ♪こういう手で物を作る時間ってやっぱり大事ね。意外とリースのどこに何を配置するかで手間取ってしまって、夏に参加の花輪のときよりもけっこう時間ギリギリだったけど、来年はサスライシェフがドラキュラ対策用ニンニクとイタリアでは魔よけとして知られる赤唐辛子のリースを作ってくれるそうです♪楽しみっ!!!

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さて、クリスマスが近づくとともにすっかり寒くなっちゃいましたね。鹿児島でも空気が凍りになりそうな雰囲気がします。。。で、そういう時期だからこそ、暖かくなる、しかもローマとフィレンツェのディープな歴史をバックボーンにもつこの2皿をご紹介っ!!!

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これ【カラバッチャ】というオニオンスープはなんとルネッサンス時代までその歴史を遡ります!!!♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!ルネッサンス時代の料理研究家メッシブルゴというひとの本にそのレシピが書いてあるの。トスカーナにはチェルタルドという玉ねぎの一大産地があり、きっとそこの出身で世界史には絶対出てくるボカッチョ(ほら、デカメロンの!)も食べたに違いないというこのオニオンスープ、その当時はルネッサンス時代には料理によくつかっていた砂糖やシナモン、そしてたくさんのアーモンドを刻んだものがはいっていたみたいなんです。。。(汗)それが現代ではその甘みを感じる余計なものを省いて、玉ねぎの自然の甘みだけで作る優しい味♪d=(´▽`)=b ヨカッタ。。。チプの今回の【カラバッチャ】はアクセントで鰹節ののうに薄くスライスしたスモーク☆フォアグラをのせていますよ〜!!!ヽ(*^∇゚)o
そして、なぜトスカーナに起源を持つこのオニオンスープがフランスの(特にパリの)冬の名物になったかというと、1533年にフランス王家に嫁いだ、フィレンツェ・メディチ家のカテリーナ・デ・メディチによってもたらされたから、といわれています。。。イタリア人はほとんどのフランス料理やテーブルマナーはカテリーヌとその妹マリアが嫁いだからもたらされたということでイタリアが起源だと思ってますもんね。。。(笑)料理のことでフランスにとやかくいわれたくない。。。という典型的なイタリア人の反応が下の番組で見られます。(爆)イタリア語だけど。。。



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そしてもう1つ、そんな寒いときにハフハフ食べたいのがローマの伝統料理【コーダ・アッラ・ヴァッチナーラ】、牛テールの煮込みをご紹介!!!ローマの下町で生まれたこのお料理、【なめし革職人の牛テール】といわれる理由は、その昔ローマの下町でなめし革職人として生計をたてていた人たちが皮をもらい受けてくるときに必ずついていた尻尾の部分で煮込みをしていたのが郷土料理としての始まり。トスカーナもそうですが、伝統料理として庶民に親しまれ、愛されている料理は、貧しい人たちのお料理なんですね。その当時、肉の部分は貴族などの特権階級しか食べることができず、だからこそこういうテール、また内蔵料理がイタリア中で伝統料理ろして残っているわけ。そしてこのローマの牛テール料理、カカオと干しぶどうが入るのが特徴なんですよ〜!!!(≧∇≦)bこれにあわせるのは、セモリナ粉のローマのニョッキ!!!ニョッキってジャガイモだけじゃないんだよね。カリッと焦げ目のついたニョッキと一緒にフ〜フ〜しながら食べてくださいませ♪♪♪(^_-)-☆

さてさて、お知らせで〜す♪♪♪\(^o^)/チプレッソのスペシャル☆クリスマスディナー、23日と24日がそれぞれ1テーブル(MAX4名様)さまのご案内が可能です。21日、22日は満席です。それ以外の通常営業につきましてはディナーに限ってですが、年内は28日、29日がそれぞれあと1テーブル(MAX2名様)のみご予約可能で、ほかは全て満席となっております。新年は1月4日からです。よろしくお願いいたしま〜す!!!(^_-)-☆
posted by yossy at 09:07| 鹿児島 ☔| Comment(0) | Cipressoの木の下で | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月08日

PIETRO BECONCINI 

CIAO!あっというかに年の瀬ですね。。。イタリアへ出発してからちょうど2ヶ月になろうとしててびっくり。光陰矢のごとし、相変わらずブログはすすまず。。。(汗)ヤバイデスヨネwww

ということで、今回の旅行で行ったワイナリー2連発でご紹介(の予定w)!!!まずは5月にチプレッソでワイン会をひらいてくれたVINO HAYASHIさんからご紹介していただいたPIETRO BECONCINI♪♪♪

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2つ前の記事にUPしたAMEDEIから車で20分ほどの場所にあるこのPIETRO BECONCINI(ピエトロ・ベコンチーニ)。実はチョコレート工場でえらく盛り上がり、実は1時間半のコースを3時間も長居してしまい(爆)時間的には押しに押していたんですけど、そこはイタリア♪♪♪とりあえずお昼過ぎに到着〜!!!

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この日の相棒は念願の(笑)500、といっても新しいやつですけどね♪なかなかに運転もしやすいようで、久々の左ハンドルも若干ウインカーとワイパーを間違うくらいで余裕の(爆)サスライシェフでございました。

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無事にワイナリーに着いたら、オーナーご夫妻がお出迎え。一緒だったシニョーラKは東京で彼らと会ったことがあり、大歓迎していただきました。持つべきものは知り合いです、イタリア。。。(笑)このベコンチーニのワイナリーがあるサン・ミニアートはフィレンツェとピサを結ぶ間にあり、白トリュフの産地!!!残念ながらトリュフには半月ほど早すぎたんだけどね。。。(涙)11月になったら毎週のように白トリュフ祭りが開催されているところなんです。それはさておき、家族経営のこのワイナリー、起源は1954年、現在のオーナーレオナルドの祖父が当時小作人をして働いていた農地をトスカーナの貴族、リドルフィ家より購入することに成功、ワイナリーとしての礎はその後、レオナルドの父であり、ワイナリーの名前にもなっているピエトロ・ベコンチーニが築きます。それまで穀物や家畜など幅広く営んでいた農業をブドウ栽培とワインの生産に専念することを決断したんです。レオナルドがワイナリーを継いだのは1990年初頭。それまで比較的シンプルで若いうちから楽しめるワインを造っていたものを、この土地でしか表現できないワインの追及に舵を切ります。そしてこのワイナリーに昔からあるトスカーナでは珍しいスペインの土着品種テンプラニーリョのワインの生産、また来年からはトスカーナの珠玉のデザートワイン、サンジョベーゼで作る「オッキオ・ディ・ペルニーチェ」もリリース予定なんです。(VINO HAYASHIから抜粋)

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まずはランチで椅子に根が生えてしまう前に(笑)畑をご案内いただきました。まず案内してもらった古い畑はおじいさんの代までは小作農をしていたため、葡萄は下請け的に栽培、それも廉価なものだったため、葡萄はめっちゃ大雑把に赤ワイン用、白ワイン用としか分かれていなかったそうなんです。だから、同じ畝にいろんな種類の葡萄が混在する不思議な畑になっています。トスカーナの伝統的なサンジョベーゼ、マルバジア・ネーラ、マルバジア・ビアンカ、トレッヴィアーノ、カナイオーロ、そしてコロリーノ。。。収穫するのも大変そう(汗)。それぞれ葉っぱが全然違うのですぐにわかりますけどね。そしてこの葡萄の木、どれもとても古いんですけど、木によっては樹齢が100年以上たっているのがわかるのが根本なんです。イタリアでは1800年代後半に、フランスから飛び火したフィロキセラ(アメリカ東海岸原産のぶどう根こぶ虫)によってよってブドウ畑が壊滅的な被害を被りました。これ以降ヨーロッパのブドウ樹のほとんどは、フィロキセラ耐性のあるアメリカ系ブドウの台木に接ぎ木されているの。フィロキセラ以前のワインは「プレ・フィロキセラ」と呼ばれとても珍重されているんだそうですが。このいろんな葡萄の混在する畑にはプレ・フィロキセラの葡萄の木があるんですよ〜!!!

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そしてこの中でも一番大きな葉をもち、綺麗に紅葉しているのがスペインが原産のテンプラニーリョ!なぜ、このテンプラニーリョがこの土地へもたらされたかというと、ここは古く貴族のブドウ畑であり、畑の端にはその昔教会とういか修道院だったような建物が残っています。そしてここの場所は「フランチェジーナの道」(リンク先に詳しく説明してあります)沿いにあり、ヨーロッパ各地からローマへの巡礼者がまさにこのワイナリーの真ん中を通っていったんです。(ワイナリー内にある木に印をみつけることができます)さらにラッキーだったのはそこにいらした司祭様がとても農業に造詣が深かったこと。もしかしたらテンプラニーリョは巡礼者のもたらした献上品かなにかだったのかもしれません。ただ、現在のオーナー・レオナルドが、この混在する葡萄の木のDNAを全て調べて初めてわかったことなんですけどね。

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まさにこの道がフランチェジーナの道なんです!!!この小さな田舎のワイナリーが持っている壮大な歴史のロマン♪♪♪きっといろんなドラマがこの道に隠されているんだろうなぁ。。。あ、イノシシの親子も通ってましたよ!(笑)

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収穫後外においてあったのは、ヴィン・サント用の白葡萄。ヴィン・サントはトスカーナの伝統的なデザートワイン。陰干しした葡萄を醸造し最低5年くらいは樽で熟成させたもの。しかもワインと違い、バリックよりも小さな樽に入れたっきり、温度管理もへったくれもないんです。ベコンチーニのヴィン・サントはなんと10年熟成のもの!!!(驚)神のみぞその出来を知ることの出来ないこのデザートワインは琥珀色でトロリとしています。トスカーナではアーモンドの入ったカントゥッチと一緒に食べますよね♪♪♪数ある同じ様な作り方のイタリア各地のデザートワインがあるのですが、ヴィン・サント=神のワインというのはトスカーナだけ。それについての面白いこぼれ話がこちらに紹介してありますよ〜!!!

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そして奥様のエヴァとレオナルドのお母さんがランチのテーブルを整えてお待ちかね〜!!!トスカーナの典型的な前菜やパスタを頂きました。このあたりの肉屋さん特製のサラミやチーズ、そしてトスカーナの秋といえば!のイノシシのラグーのパスタ♪♪♪

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そしてそれにあわせたのが彼らのコレクション!なんと5本も開けていただきました。。。(汗)サンジョベーゼとコロリーノをあわせた軽いものからスタート、キャンティ・クラシコ、そしてそのテンプラニーリョIXE(このIXE=イクセという名前、DNA鑑定までは一体何の葡萄かわからなかったため、昔からワイナリーで働く人はX=イックス→トスカーナではナマってイクセ(笑)と呼んでいたそうなんです。そこからついたワインの名前なんですって!)、そして樹齢40年くらいのサンジョベーゼを極力凝縮された果実になるように枝を刈り込み、また房も余分なものをカッティングした贅沢なRECISOに、テンプラニーリョを5週間ほど陰干ししてから醸造されたVigna alle Nicchie。それに2003年に仕込んだVIN SANTO"CARATELLO"。なんと贅沢な時間でしょう。飲めないあたくしですが、6本とも心ゆくまで味あわせていただきましたよ〜!!!

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ほんとうにホスピタリティー満載のベコンチーニ夫妻に感謝なワイナリー訪問。チプレッソではとりあえずキャンティ・クラシコとIXEをさっそく仕入れております♪♪♪ただし数に限りがありますので、飲んでみたい〜!!!という方はお早めに。。。そして実はこの2週間後に東京と大阪にワインの試飲会で行っていた彼ら、次回は絶対鹿児島に行きたい!!!とVINO HAYASHIさんにリクエストしてくださったみたいです〜!!!ということで、来年の秋にもしかしたらベコンチーニ☆ナイトするかもっ!お楽しみにしててくださいませ〜♪♪♪
posted by yossy at 17:57| 鹿児島 ☔| Comment(0) | イタリア里帰りの旅2013 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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