2011年04月20日

復興と原子力、姑息な手段とありえない杜撰さ

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皆様お元気?あたしは元気にしています。が、なんだかブログを書く気にはなれず。いや、ないこともないのだけど、サスライ氏とほぼ行動パターンが一緒なのでついつい任せて(爆)しまったり。。。上の写真はあたしの実家にあった花。鯛釣草っていうんだって。ハート型のかわいらしい花は、今が鹿児島で旬の魚、桜鯛を釣り上げたかんじににてるわよねー。

さて鹿児島は昨日大きな大きな満月がでてました。月夜に照らされて電気を消したあともまぶしいくらい。そして今日は大風と共に気温がぐーーっと下がりました。東北のほうでは雪かもしれないとか。。。

震災から一ヶ月以上が経ち、止まらない余震の中、そして何よりもどうしても停めることのできない福島原発の暴走のなかで、被災地の皆さんは復興に向けて確実に進んでいっています。漁業再開のために、あるところの漁連の方たちが始めて海の中までいって調査をしたところ、漁場の海底には瓦礫、流された家、船などが沈み、すぐに漁の始められる状態ではないということ。頭では分かってたかもしれない。そして一縷の望みがあったかもしれない。それがこれから崩されていったり、そこからどうすればいいのか、現実に向き合う、すべてのカテゴリーにおいて、これからその作業が始まるわけですよね。ここからが本当に強さが、希望が、そして政府の後押しが必要なときになるはず。


なんだけどもさ。やっぱりこの原子力問題、あまりにもなめすぎやっ!!!!ヽ(`ε´*)ノ!!


今になって、いろんなことをガンガンひどいほうへ修正してるし。しかも発表する情報にとんでもない間違いがありすぎ。放射線物質を間違って発表しては訂正しが続いたかと思ったら、福島第1原発4号機汚染水 20cmを5mに訂正とか。こんなのってありえんやろ。。。これってイタリアと同じ、いや、ひどいんじゃないか???なんて笑っていられないわけです。でもって、その尻拭いするために財源も確保していないのにバラマキ選挙のために言っちゃって、やっぱりそんなの無理だとあとで後悔していたはずの「高速道路無料化」と「子供手当て」はとっとと廃止しちゃった上に(ま、当然できなかったはずの公約なんでこれはよかったんだけど)今度は2012年から3年間消費税UPするって。。。

姑息にこの状況利用しているやろっ!っていう感じ。つーか、あまりにも思惑みえみえで、素人がやってるんじゃないか?と錯覚するほどだし。確かに消費税率はいずれきっと上げなければならないようになるとは思う。あたしが大学生のとき、3%にあがるときに、大学で経済をやっている先輩とかは適正税率は7%くらいって言ってたからね。だけど3年間8%に増税して、そのあと元にもどすって確約できないだろーなー。またそのときには、いろーーーんな理由つけてるだろうから。それが政府の手段としても今回のは露骨すぎるわな。しかもこの不景気&地震での打撃が大きいところにそこかよ、って税金は取れるように見かけ上はなるだろうけど、消費はがっちり落ち込む可能性があるだろうから、なんともうわっつらしか見られないというか、これを利用してしまえっ、今がチャンス!的なとこが絶対あるとしか思えないのよ。


そして原発も同じく。いや、更に矛盾したひどい話になってきている。ちょっと漏れてるかも→爆発はしたけど、溶融なんてありえない→レベル7→でも保安員報告ではチェルノブイリの10分の1→なのに東電事態がチェルノブイリは越えるかもしれないとか。。。(滝汗)そのレベル上げだって、ほんとうはそのずっと前から分かってたとか政府関係者がマスコミに言うとか、それ自体ありえない。隠蔽したことは許されないことだけど、このタイミングで自分だけその責任から逃れようとする感じがしてあたしは嫌いだ。政府関係者なら、政府が決めたところにのっとって、いろんな支援、対策がとにかく滞りなく、そしてなによりも今原子力発電所で働いている人たちの、命を懸けても守り抜こうと必死にやってる現場を高みの見物で感想を述べてるかんじが、ほとに他人事みたいで許せないと思った。だいたい今そういうことを言うのなら、その時点で自分の身を呈してでも真実を語る責任と義務がキミにもあったはずじゃないのか?批判は簡単なわけです。今の自民党だって、大連立はしないとか、国会でも総理たたきばかり。つーか、あんたたちが推進しまくってきた原子力発電所なわけじゃない?小さな日本にこんな原子力発電所つくりまくって、安全ですといってきたのは政府が民主党になってからの話ではないわけだから。そうやって、仕組みがどーの、憲法がどーの、って言っている間に福島がほんとうに、まだ可能性の大きい最悪の事態になったらどうするんだろう。想定外だったで終わるっていうの?


放射線は漏れているけど、今は心配するレベルじゃありません、とか、日本は今まで厳しかったらもうちょっと放射能OKレベル上げても心配ないんですとか、子供の言い訳じゃないんだからさ。。。とーぜんの事ながら今は心配しなくてよくても、長期的にはダメってことですよね、ってなるわけです。でも、今は問題ないって繰り返すだけ。放射能は長期的な被害なのだから、今の被害ではなく、これから先の可能性をきちんと理解し、それに対して対応していかなればいけないわけで。子供や若い女性が取り込んだ放射能は、明日や明後日に被爆からガンを引き起こす可能性がでるわけではないのよね。それが見えるのは10年単位の時間の後。その後で、きちんと追跡モニタリングができるとは到底思えない。そして風評被害ばっかり連呼しているけど、きちんとした説明がなくて、その狭間で更なる被害を受けるのは被災者の方がた。だいたい原発で作業をしている方たちのことをはじめの段階で報道していたときは、外部被爆(放射線物質が体の表面についていること)は洗い流せば大丈夫っていうことでしたよね。原発内部で作業をしている方たちはそうやって、洗い流して、そうして何十年も普通の生活をするのが当たり前になっていたわけよね。放射能で少しずつ体を蝕まれながら。なのに大丈夫ですってことになっていたわけ。で、今は福島から避難してきた人たちに対しての差別やなんかってのも、その辺がはっきりしないから起ることだと思うわけです。避難されてきた方への差別やイジメみたいなのは絶対あってはいけないのだけれども、放射能に対するそういう過剰な反応はよくないのだ!となんだか頭ごなしに決め付けるのもどうなんだと思うわけ。内部被爆が伝染するってことはないので、そのあたりがごっちゃになっている気もするし。実際被爆していたら、そこに放射線が付着していたら、どれくらいの線量でどれくらいの害を及ぼすのか、ほんとうはみんなわかっていないわけだから。きちんとお互いの側の不安を取り除くことをする義務があるのが政府だと思うわけ。


とにかく現状でもどうも白煙があがっているとか、いろいろと表には出てこない報道があります。どれがどこまで真実なのか。報道機関が各社設けている原発からの退避距離はどれも30km以上だそうです。そして今になって原子力保安院は福島1〜3号機核燃料「溶融」って言ってるけど、3月11日地震当日にどこぞのテレビ局が原発メルトダウンってデマ報道なんて言ってたらしいんだけど、そのときには専門家などがこぞって「溶融」だってありえないって話でした。(メルトダウンと溶融は違うと日本では言っています)ま、それは100歩譲って別のことだとしましょう。ただ、そのあと今までの間で保安院や東電の発表で、なんどか発表されて、その後すぐに取り消された物質名とかを考えると、もしかして再臨界とか、考えられる最悪のケースが進んでいっているのを、よく言えばパニックを起こさないように、悪く言えばすべて隠蔽するためにあんなに二転三転したんじゃないのかと、素人考えでは思うわけです。東電のだした予定表だって作業員からも原子力安全委員会からもダメだしされてるし。ま、その原子力安全委員会だって、事故があればすぐに召集され現地に入ることが防災基本計画のルールで決まっている専門家45人で構成する「緊急技術助言組織」を現地に派遣していないらしいし。送ってるのは事務スタッフばかりで、それでも送ってると言える皮の面の厚さ。。。



こういうことを書くと、ものすごくエネルギーが必要です。。。じゃ、オマエはいったいどうするんだ、何ができるんだっていう自問自答、これからのエネルギー問題、そして何よりも、自分が女性であるから被爆と子供たちとの関係、いろんな情報を自分のフィルターにかけるのだけども、あまりにも知らなかったことが多すぎた。そしてこの被災地への思いや、復興への希望を裏で利用されているのでは、隠された状況は実は取り返しがつかないことになっているのではないか、という不安感。鹿児島という、まったく地震と無縁で今日を過ごすことのできている場所でさえそう思うのだから、現地でこの現実に直面している方たち、そしてその危険を承知でそれでも原発の中へ入って作業をしている方たち、その家族の方々は。。。

実は先月この地震が起ってからすぐにミラノ在住の方からメールで原発事故への警告と小さな子供や妊娠の可能性のある(将来的にも)女性への原発区域からのいち早い避難、および九州やイタリアでも受け入れ先を手配しますということを聞いていたんです。すでに3月18日の時点で、ドイツをはじめとするヨーロッパでの報道、CNNなどでは今、やっと日本で発表になった事実が、その可能性が大きいという推測であれ、ニュースで流れていたのですね。日本ではそのころ、そんな事実はない、そのような計測結果はでていない、と言っていたはず。あたしは、日本帰国の際に、この当事者である日本と、チェルノブイリなどを経験している欧米諸国であまりの情報の落差にえらい不安になって、日本に帰るのを成田経由から関空経由に変更したんです。

今でも知らないことばかりだろうと思う。代償はあまりにも大きすぎたのだけれども、これを絶対に無駄にさせないように、想定外という言葉が普通の言葉になってしまわないように、また同じく原発を抱える県として、ほんとうに向き合わなければならないことなわけです。今の政府が凍結する気がないわけだから、ここに意見を出したところで何か変わるのか分からないけれど、出さなければ何も変わらない。

形にして見える可能性がある場所。内閣府原子力委員会サイトで原発に関しての国民の意見募集:http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki_oubo.htm


とりあえず最近Facebookにlinkをupしたのをここにもはっておきます。あとはいろんな方が書いているいろんな意見を幅広く、でも流されずに、きちんと情報を選別し、理解し、行動することです。


「原発受注ウォーズ」最前線 」

参議院予算委員会(3月22日)での斑目・原子力安全委員会委員長の発言など

経済の死角

隠された被爆労働〜日本の原発労働者1


【日本版コラム】問われる日本のエネルギー将来像(2)


しかしフィレンツェのalbero4さんも言ってたけど、何かあるとすぐに国民投票(市政レベルでも)するイタリアにいたので、こういうときになぜ国民投票にならないのか(そういうシステムは日本でもありますよね)とっても不思議。原発は国民のためのサービスであるならば、当事者の国民がいらんっ!って言えばそうなるのか。しかし、このオール家電やら、24時間開いている店が立ち並び、それが当たり前の日本人が原発をなくし、CO2の問題を抱えながらどれくらい自然エネルギーへ移行できるのか。否、それだけの技術はあるわけだから、どれくらいその原発ロビーを駆逐できるのか。。。それはどうやって?直接的に民意が反映しないからねぇ。。。

そのイタリアでも実は今度、いろいろな案件での国民投票がありその中には、イタリアで計画中であった原子力発電所復活の案(イタリアは従来あった原発をチェルノブイリの事故の後に国民投票で廃止しました)も入っています。結果がものすごく興味深いところ。



posted by yossy at 00:23| ローマ | Comment(3) | イタリアを経由した日本の見方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どう考えても・・・
8%に上がった消費税を3年後には5%には
戻さないでしょm(_ _)m
あわよくば、さらなる引き上げするつもり
じゃないの?ってくらいにしか思えないし・・・
「節電」もね・・・
慣れてきたら家電製品(炊飯器とかレンジ)
がなくても結構問題ないのよね♪
今までの東京が明るすぎただけ!って思う
ようになってきたし・・・
ただ、去年の夏みたいな『酷暑』になったら
冷房ナシはきついし、設定温度30度じゃ
熱中症患者続出だろうなぁ・・・と。
ヨーロッパみたいに湿度が低ければ我慢で
きる範囲かもしれないけど、日本の高湿度
じゃキツイなぁ・・・
原発じゃないと、去年の夏みたいな『酷暑』
は乗り切れないのかしら?と思ってみたり。

ちなみに・・・
ヨーロッパでの個人レベルでの「風評被害」
的なのって、やっぱり日本政府発表が信用
できないから???
一時期、「ペットの日本からの入国不可」
ってウワサがあったみたい@イタリア。
結局は誤報だったけど、イタリア在住で
ワンちゃん飼ってる人がblogにそんなコトを
載せてて焦っちゃった。
ペットがNGなら人間だってNGだろ!って
思うけど・・・やっぱりヨーロッパの方の方が
一度経験してるだけに不安は大きいのかなぁ・・・
いずれにしても、政府にはきちんとした
正確な情報を発表してもらいたい・・・
Posted by Perla at 2011年04月20日 07:47
確かに国会中継を見ていると、アホらしくてうんざりするよね。
今は山積みになっている対応しなければならない案件を、一つ一つ迅速に決めて行動する時でしょう?と思う。
想定外のことが実際に起こったわけだから、これから先想定外なんていう言葉も使えないだろッ!
昨日NHKで九州の原発についての特集をしていて川内原発の関係者のインタビューなどもあったけれども、やっぱり何だか埒の明かない回答ばかり。
今回のことを教訓にきちんとした対応を取らなければ。
復興のために頑張っている被災地の方のことを思うと、何かできることはないかと模索する日々。
早速yossyが教えてくれた情報を見てみるね。
Posted by ニキ at 2011年04月20日 18:29
>Perlaさま
イタリア生活に慣れると、節電というか、電化製品ってかなりなくても生活できるんですよね。掃除機買うのも、いるかな?なんて思ったり。。。(爆)
ヨーロッパでの風評被害、どうなんでしょう。。。チョロチョロとそのようなことは聞きます。家の賃貸契約がだめになったり、語学学校の子たちがステイ断られたり。なんだか日本国内の日本の見方より、ヨーロッパからみた日本とかのほうがものすごく深刻な現象と捕らえているんですよね。ある程度の鈍感さは必要で、復興の力になると思うけれど、今になってメルトダウン、しかも再臨界の可能性だってあり、そういうことがどういう意味なのか、平和で技術力も高いと神話のように語られていた日本にいる限り実感しないのかもしれませんね。。。


>ニキちゃん
原子力発電というのは、こういうものっていうことを、誰も何も考えずに(消費者も含めて)きたつきだと思います。危なくない、危なくないと呪文のように唱えていたら、いつの間にかそうだと洗脳されてしまっていた電力会社や政府、多大な利権と巨額の金、こういうのがうやむやの上に、進んでいってしまうのは沖縄の基地問題だって同じ。しかも、危険は嫌だけど、今謳歌しているクーラー三昧、電気製品つけっぱなし(今節電しているだろうけど。。。)状態はキープしたいってのは、やっぱりありえないからね。この経済構造全体を変えていくしかないのよ。イタリアが景観がいいとか、いろいろと日本から見るとよく見えるのは、そこに住んでいる人たちの不便な生活のうえに成り立っているわけだからね。

Posted by yossy at 2011年05月17日 08:42
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