2011年04月22日

筍は竹の旬なのだ

なんだか原子力発電の成り立ちや、意味や、そしてこの日本の長い電気事情とのかかわりや、その影へ葬られてしまっていたことを、次から次へ見ていって、なんだか重たい重たいものが胎の中へたまっていた気分だった昨日、あたしらが伊佐の龍馬と呼んでいるISARTの前田君に誘われて(笑)うちの近くの 「菖蒲学園」 へランチに行ってきました。このサイトを見ていただいたらお分かりだと思いますが、とても面白い、そして居心地がよくて、あたしのほうがぐぐぅっと癒されたランチタイムでした。障害を持つという個性、それはあたしたちの持っていない明るいエネルギーが固まりになってるなぁって感じるアートや、いつかいつか年をとってからやりたい、のんびり畑をしながらのアグリみたいなカフェに入れたいなぁと「ビビビ」ときた家具たちも彼らの作品。なによりも、パスタがとーーっても美味しかったのですよ!ちなみに、この工房SHOBUの作品展、現在東京でもやっています。そしてゴールデンウィークには鹿児島のMaruya gardensで作品展あり!ちょっとエネルギーチャージをしたいな!って思っていらっしゃる方、ぜひ足をお運びくださいね。日程はこちらから。


やっぱりね、こういう毎日でも、毎日は進んでいくわけだし、元気に前へ進まねばならぬのでな。結構影響というか、エネルギーの負荷にがつーんとやられる傾向にあるので、現実から目をそらすわけではなく、そっから前へ、何かを変えるために、自分ができることって、ちぃさーいことだけど、目の前にあるわね。そっからがんばろーぜ!とスイッチを入れられたいい時間でした。さすが、龍馬。ありがとう。

そうやって考えると、春でよかった。震災の地で瓦礫の中からも桜が花を咲かせたり、放射能で制限区域になったところでもきっと桜並木は毎年のように満開の桜を咲かせている。桜ってすごいよね、すごい力があると思う。見ているものを突き動かす、なにか。。。

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ちなみに鹿児島人がエネルギーをもらう(まぁ、もうすぐ灰が降るから、そうなると困っちゃうんだけどねぇ。。。笑)桜島も桜の島なんですよね。


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こっちは伊佐での先日の食卓。マラソン大会の応援がてら土手で蕨とり。それをテンプラでいただきました。トスカーナではこの時期、野生のアスパラガスを取りにいってたもんねぇ。それをスパニッシュオムレツのようにして(イタリア語ではフリッタータ)食べるのがこの時期の賄いだったわ。。。それにフェンネル(フィノッキオ)も野性のものが出ていて、レストランでは非常に重宝したものです。これに鰯と松の実、干し葡萄を混ぜたスパゲティのうまいことっ!!!!

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お金を出して買わないという贅沢ですね。ちなみに右側は鶏刺し。これがイタリアで食品衛生法の講習のときに大問題だったのよねー。鶏肉はサルモネラの問題があるからきちんと調理して!みたいなくだりで、なぜか先生と目のあってしまったあたし。。。目がキョドってたんでしょうかねぇ。凝視されちゃったもんだから、「いや、うちらの地域では鶏も刺身で食べるよ。。。」って言ったら、ありえないっ!!!!ってことになってね。当然九州地方の食文化なので、一緒にいたリョーコシェフは知らないし。(汗)大学でも教えているというその先生、次回の授業までにどんな加工がされているのか調べてきて!!!と言うんですけど「新鮮なものを」ということしか見つけられず、結局納得してもらえず、でした。これって厚生労働省でも薦めてはいないんですね。でも伝統的に食べられている調理法なんです。イタリアでも豚のソーセージを名まで食べる地区や、サルデーニャには羊のチーズに蛆虫をわざと移植してそれに熟成を助けてもらい、食べるときは虫ごとたべるってのもあるし。しかしそのチーズはその限られた場所でしか食べられず、イタリア本土にはもってこれないんだけどね。でもこれも伝統文化の一部。それがそこの人たちのアイデンティティーを形成しているわけなのですからね。

生魚も実はイタリアの食品衛生法では、24時間以上48時間以内で冷凍しなければ生では(カルパッチョや刺身などとして)レストランで出してはいけませんという法律があるらしく(誰が守っているのかは知らないけど。。。汗)そして、イタリアのレストランでなぜショックフリーザーと呼ばれる急速冷凍庫が普及しているかというと、鮮度がどーのとか、味がおちないとかいうよりも、こういう法律に関連して、たとえば生魚などを自分のレストランでさばいて冷凍する場合(冷凍しないと生では出せないから)ショックフリーザーで急速に冷凍しないとバクテリアが温度が下がる間に蔓延してしまって危険なので、これを使う義務があるんです。で、これがないと冷凍したらいけないのよ!!!!でもここがイタリアの抜け穴。ショックフリーザーがあれば実際使ってなくても問題ない(保健所がスルーしてくれる。。。爆)らしいんだけどねぇ。イタリアって抜き打ちで営業中でも保健所来ますからね。その辺りは厳しいですよ。ただし、お金やらコネやらいろいろで解決しちゃうことも多いですがね。そういえば、最近は中国人が日本食やってるけど、あそこはそういう機材あるのかしら?食品衛生法の講習ってコックだけじゃなくって、経営者からウエイターとかまで受けないといけないんだけど、そういうところの人たちは見たことないしなぁ。。。でもなぜかああいうところには検査が入らなかったりもする不思議な事実。。。。


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そういえば、うちの庭にもいろいろと春の息吹と、その速さを、毎日実感するものあり。ブルーベリーに枇杷、そしてソラマメ。ソラマメなんか、トスカーナでも春のシンボルだから、なんとなく嬉しかったりしてね。あちこちに自分のテリトリーを増やしているサスライ氏ですが、ぼちぼちいろいろ芽が出始めました。ただし、この辺、ヒヨドリやら山鳩やら、いろいろとでてくるので、すでに双葉が食いちぎられたり。(爆)そうやって美味しいものばかり食べてると、太らせて、そのうち食べちゃうぞっ!ってどっかの童話にでてくる魔女みたいなこと言っていますがねー。


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そしてまたまた筍。筍って、  「竹の旬」って書くのね。それは竹というのは10日ほどで成長し竹になってしまうので、食べられるのは10日ほどなわけです。まさに旬!今更ながら漢字の持つ意味に感動しちゃいました。そりゃぁ美味しいはずだわよ。このときは、すでにシェフの叔父さんが朝から13本採った後にあたしらが7,8本は採ってきたのよ。筍は採り立て新鮮なときは、水だけで茹でて大丈夫。しかもまだ土からあまり出てきていないものを掘ってくるのでやわらかいのです。ただしものすごい重労働ですが。。。(笑)さすが年季の入った父&叔父チームには若さだけじゃ太刀打ちできないのだよね。(爆)四季を体で、五感で感じることができる場所に戻ってこれたことへ感謝ですよね。そうすると、いろーんなことに気がつくし、そしてそれに感謝する→自分のいる場所に愛着が湧くってことかなぁっておもうわけです。イタ人ってそういう中で暮らしてるから、家族や住んでいる場所に対しての愛情がものすごい。悪い部分もあるけど、やっぱりそうやって自分のいるところを正々堂々といいぜ!っていえる力ってすごくいいと思うんだよね〜。


旬という字のなりたちを調べていたら こんなサイトにぶつかりました。いい文章です。ぜひ読んでみてください。

あと、ISARTって伊佐市の町おこし仕掛け人たちのグループなの。面白いことをアイデア出すだけじゃなくやっちゃおう!のパワーある人たち。もっともっと魅力のある町へ。行政の力をあてにするんじゃなくて、自分たちでもっともっと逆に仕掛けていく仕組みを生み出しています。先日のサスライ氏の鹿とイノシシの夕食会もこのあたりが絡んでいておもしろそうなのですよ!イベント的な企画だけではなくて、がっちり地域に根ざして、人を呼び、みんなが地元のいいとこを自慢できるように、あたしたちも何かできればいいなぁとアイデアを自分の脳内で募集中なのだ。(笑)

posted by yossy at 10:48| ローマ | Comment(2) | 大地の恵みのおすそ分け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
2年くらい前かな?
スペインに移住されたワンちゃん友達の方が
市場で「生マグロ」を見つけたのに、
『冷凍してから食べるように!』と言われて
ショックを受けた・・・と・・・。
寄生虫がいるから−20度以下で48時間冷凍
しなきゃいけないってコトらしいですね。
ヨーロッパでは。

・・・実家が「マグロ屋」さんのワタシは、
スーパーで売ってるような生マグロよりは
よっぽど冷凍マグロをちゃんとした方法で
解凍した方が美味しいですよ♪安全ですよ♪
と、父から教わりました。
冷凍マグロの表面をタワシで軽くこすって
ゴミを落として、濃い目の塩水に30分つけた
らキッチンペーパーとラップでしっかり
包んで冷蔵庫でユックリ解凍。
半日くらいで「おり」もでないで美味しく
解凍できますよ♪
日本は生魚はOK♪で生肉はNG・・・
どちらも同じでは???と思うけど・・・何が違うんでしょうね・・・。
Posted by Perla at 2011年04月26日 07:32
マグロはすでに遠洋の場合など釣り上げてすぐに瞬間冷凍ですから、すでに冷凍なんですよねー。なので、再び凍らせる意味がわからないんですけど。まぁ、他の魚については生であがってくるわけですから必要かもしれないけど、マイナス20度で凍らせても、家のフリーザーでゆっくり凍らせたらあんまり意味がないんですよね。その凍っている間にも菌は繁殖しますから。でもこの解凍の仕方、すごくいいですね。ぜひ試してみます!
Posted by yossy at 2011年05月17日 08:47
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