垂水フェリーから望む桜島はいつもとちょっと形が違います。桜島ってほんと、見る場所で全然形がちがうんだよね。今回はお昼過ぎだったこともあり、うどんはパス。。。(笑)垂水港についたら、あとはナビで近くまで。そのあとは牧場へ電話をしてお迎えにきていただきました。
ジャーーーーン!!!!!チンタ・セネーゼ!!!!この黒くって絞まった体に白いたすきのような(チンタ)があるのが特徴なのです。この「ふくどめ小牧場」では7年前にアメリカ・オハイオからこの豚を輸入。それで育てて現在30頭ほどいるそうなのです。で、なぜチンタ・セネーゼか。実はここの次男、洋一さんはドイツで8年間ハムやソーセージ作りを勉強、マイスターの資格を取得して2年ほど前に帰国されているのですが、彼がヨーロッパにいるときに目をつけたのがこのチンタ・セネーゼ。これはサドルバックという種類の豚で、イギリスにもいるそうなのです。もともとイギリスに留学していた彼がこれに注目し、さらにドイツ滞在時に食べたイタリアの生ハムなどの美味しさに魅せられて、これをぜひ鹿屋へと、まだドイツにいるときに家族とともに輸入することを検討。口蹄疫の多いイギリスからではなく、ツテがあったアメリカ・オハイオから5頭ほど輸入したんだそう。
この豚ちゃんは、種豚ママ。かなりがんばったそうで、現在は引退、悠々自適な生活を送っていらっしゃるそうです。なによりすごいのは、これ、子牛くらいは軽くある250kg!!!でもほんとにおとなしいのよ。そのほかの豚ちゃんたちは元気いっぱい。顔がスマートで、小顔ちゃんで、鹿児島の六白とは全然違う外国人体型?(笑)そして熱心なお父さんの説明に没頭してて写真撮り忘れたけど、えさも相当こだわっているところでした。仔豚ちゃんも見せてもらったり。。。このときの夜のメニューで仔豚を使ってるってはいえなかったくらい可愛かった。。。(汗)
存分に牧場を見学した後は、洋一マイスターの工房見学。ここも写真はないけれど、建物からすべて自分達で作った(お父さんは建築マニアなんだそうで。笑)こだわりぶり。窓が大きくって自然の光がさんさんと降り注ぐ工房は自然の風の力を使った空調とか、外界とつながりを持とうとするヨーロッパな雰囲気がしっかりしました。そして6庫の熟成庫には、生ハム・サラミ・ソーセージ・ラルドなどなど、すっごいいい香りとともに仕込まれてました。生ハムは白カビが生え始めたくらいで、これからまだ1年くらいは熟成させるんだそう。このあとに行った、鹿屋の物産館「豚に真珠館」でいろいろと試食させていただきましたが、これ、ほんとに正真正銘ヨーロッパの味!!!懐かしいイタリアの味をしっかりかみ締めて幸せな気分になっちゃいました♪♪♪
豚に真珠館が遠い方にも朗報!!!!!こちらよりネットでも購入できます♪♪♪
こんなに近くにイタリアの黒豚ちゃんがいて、同じくヨーロッパで長年修行されて帰ってきたばかりで、本場の味を再現していらっしゃる方がいるのは本当に嬉しいこと。今月のトスカーナナイトでは、この豚ちゃんのサルシッチャでトスカーナ☆ナイトを盛り上げちゃいます♪♪♪そのうちディナーメニューではご紹介しますのでお楽しみにね!!!!
次はここの生ハムを食べにとあるレストランへ。。。。