2014年09月29日

薩摩ステューデントに思いをはせて。。。

CIAO!!!連日火山灰がスゴい鹿児島ですが、長野の方でも火山の噴火。。。鹿児島だと日常風景のようなこのグレー一色な風景ですが、やっぱりとっても大変なことで、一日も早く行方不明の方が見つかって状況が落ち着きますように。。。

さてさて、先週の連休に東京からフィレンツェ時代に仲良くなったお友達が2組東京から遊びに来てくれましてね。(≧▽≦)bまずはチプレッソを存分に楽しんでいただいて、お休みの月曜日にまず桜島の足湯と展望台へご案内♪翌日はずっと行きたかった【薩摩留学生記念館】へ〜!!!

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鹿児島市から高速で一時間ほどの場所にあるいちき串木野市羽島。この薩摩留学生記念館のことを知らなければ行こうなんて思わなかった場所です。チプレッソで知り合った、この場所を手掛けた砂田光紀さんのおかげ。砂田さんはあの、JR九州の豪華列車七つ星などを手掛けた水戸岡鋭治さんともお仕事をされているのですけど、今回この地方の小さな漁村である羽島にまさにミュージアムな空間を創り出した方なんです!!!絶対無理という人たちを説き伏せ、当初とほとんど変わりない予算でこの赤レンガつくりの魅力的で、まさに英国な場所を企画、素晴らしい資料と細部にめちゃくちゃこだわった館内を完成♪そのことはサイトや、砂田さんとお話しした時に想像していたのでとにかく早く行きたかったんです。

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薩摩スチューデントっていうのは、はっきり言ってよく知らなかったというのが実情で(汗)、鹿児島中央駅の前に「若き薩摩の群像」というのがあり、薩摩藩がイギリスへ派遣した留学生たちの像で、そのなかには明治政府で活躍した森有礼やカリフォルニアワインの王といわれた長澤鼎がいたということは知っていたけど、それくらい。今回初めてそれ以外の13名の青年たちについて知ることになりました。薩英戦争で最新鋭の砲弾の被害をもろ喰らってヨーロッパの力を知った薩摩藩は、慶応元(1865)年、藩の優秀な青少年15名と使節団4名、計19名をイギリスに派遣することになったんですけど、まずもって、勝敗がよくわからなかった薩英戦争のあと、その技術の素晴らしさを勉強させようと敵だった国に密航させてまでも留学生を送った薩摩藩の英断、そして日本なんてと舐めてかかっていたら、思いのほかに善戦した薩摩藩を評価し、留学生を受け入れたイギリス双方の関係がすごくない???そして選抜された青年たちは甑島へ渡航するなど偽の渡航命令を胸に、人里離れた羽島で2か月ほど過ごし、時が来た1865年4月17日に出港、沖にいたあの長崎のグラバーが手配した蒸気船「オースタライエン号」に乗り込み香港へ。そのあとシンガポールやインド、そして紅海からスエズ運河を通って、4隻の船を乗り継いで65日後にロンドンへ到着。そこから彼らの西洋文明のなかでの勉学が始まるわけなんだけど、この青年たち、五代友厚などの30代の藩のお目付け役以外は20代から一番小さい13歳の長澤鼎まで、ほんとうにまだまだ若い青少年たちだったんですよね〜!!!

まぁ、とにかく詳しいことはこの留学生記念館のサイトWikiの薩摩藩第一次英国留学生をご覧くださいませ!

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展示物だけではなく映像で彼らの足跡を存分に楽しんだ後は、砂田さんオススメのデッキへ〜!!!彼らの覚悟、情熱にかなり胸にこみ上げてくるものを感じながら帆船の舳先のようなウッドデッキから望む海。。。曇り空で波の荒い今日の羽島、留学生たちに想いを馳せるにはピッタリな風情。そして振り返ればまさにブリティッシュなここで飲むなら絶対カリフォルニアワインかサッポロビールだろうなぁ〜!!!!!!え、なんでサッポロビールかって?この留学生の中の村橋久成という人がサッポロビールの前身、開拓使麦酒醸造所を作った人だから。でもこの人はこの後突然退官、そして家族も捨てて行方知れずになってしまい、最後は神戸で行旅死亡人として死去したんだそう。。。ほんと知らないことだらけ!そういえば東大の基礎となった東京開成学校の初代校長もこの留学生の中の一人畠山義成なんですよ〜!

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それにしても、見渡す限りの岩場はほんとうにゴミひとつ落ちていない!それって、すごいことだと思うんです。きれいだなぁって感激した坊津の海もやっぱりゴミは落ちていた。東シナ海に面しているこの場所で、こんな風にまったくゴミがないっていうのは、地元の方たちの相当な努力だと思うんです。ほんとうにこの場所を地域の皆様がこの場所を大事にしているということがよく感じられるんですよね。

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と、潮風と英国を感じながらデッキを満喫したら、下のカフェでランチ♪地元の黒毛和牛を使ったハンバーグととっても美味しかったドルチェ!スコーンとイングリッシュティーのアフタヌーンティーセットもあって、外のテラスでゆっくり次回は頂きたいわ〜!!!

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そして、お手洗いに寄ってから外へ。このまたお手洗いのタイルがチプレッソと色違い〜!!!なんだかそれだけでも嬉しくなっちゃったりして。(笑)そして、このお手洗いのある外の回廊のような場所もちゃんと羽目殺しのヨーロピアンな窓がちゃんと作ってあって、街灯が柔らかい光をともしているんです!!!そしてそこを抜けると二階から見たあの海がまた目前に広がります。テラスの下に当たる部分には、ちょっとした野外コンサートの客席になるようなアイアン仕上げの長椅子が並べてあったんだけど、これも一つずつそのアイアンの仕上げが違う凝りぶり♪(´▽`*)♪う〜ん、ここでチプレッソも何かやりたいかもっ!!!(笑)

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そしてまた回廊を戻りエントランスへ。葡萄とオリーブの木が飾られるこの正面も趣がありますよね。シンプルで、でも、ほんとうにヨーロッパを感じる懐かしい場所でした!

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そしてもう一つ感動したのがこれ!駐車場に続くガードレールが記念館のカラーであるコーヒー色に塗ってあったんです。これって、住民の方たちが自発的にされたんだって。見えにくくなるから代わりにちゃんと反射テープをはって、車の方にもちゃんとそこにガードレールがあることをわかるように工夫していますよね。実は先日砂田さんと一緒に、今度世界遺産登録を狙っている仙巌園のある磯地区の街歩き&世界遺産登録申請に向けてどうやってもっと景観をよくするかというセミナーで街歩きをしたんですけど、そのときに行った異人館から国道をみたときに、ガードレールの白さがなんとなく違和感を感じたあたし。だからこれを見てすっごく衝撃的だったんです。ちゃんとここにモデルケースがある〜!!!周囲のおうちの玄関先に飾られている留学生記念館の旗もやっぱり住民の人たちが自発的に飾っていますが、その際にプラスチックの棒ではなく、山からちゃんと竹を切りだしてきたんですって!そういうちょっとしたことが、ものすごーーーーく大事だたりするんです。ほんとスペシャルな場所ですよね〜!!!見渡す限りコンビニもドラッグストアもパチンコ屋も見当たらないのがさらに最高。なんか田舎って何もないとか皆さんおっしゃいますけど、要らないものはあったりするんですよね。。。(汗)そういうのがないから、だから留学生たちのあの時代から現実に引き戻されずにお食事ができたり、海を眺めたりすることができるんですよね。ほんと、イタリアってそういうことが当たり前だったけど、日本はすごく難しいなって思ってたから。。。

ここ、yossyの今の一押しですっ!!!ぜひ、皆さんも行ってみてくださいね〜!!!!(^_-)-☆

posted by yossy at 00:06| 鹿児島 ☀| Comment(0) | 薩摩の国から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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