2013年06月23日

Allora Maestro....veramente SCT!!!!!

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マエストロに会いに行ってもうすぐ一ヶ月がたとうとしていましたが、木曜日の夜遅くにマエストロはいっちゃいました。今日お葬式があったようです。とにかく訃報を聞いてからほんとうに不思議な毎日で、今もまだ実感はわきません。マエストロがいないなんて。。。あのとき病院で横たわっていた彼を見たけれども、でも、それでもなんだかほんとに信じられない。悲しみと冷静さが交互に押し寄せてくる感じ。。。ほんとうに最後の最後までお騒がせな人でした。あたしのフィレンツェに欠けてはならなかったピースをなくしてしまった。。。ほんとうに彼にはお世話になり、お世話もして、大喧嘩もしたし、たくさん慰めてもらい、どうしようもないほどしょうもない話や、誰にも話せない苦しみや、たくさんのたくさんの話をしました。笑い話やあきれる話、ほんとうに残された人たちがエピソードに困らないほどのたくさんの出来事がありました。

13年。彼と知り合ってそれだけの月日が流れ、あたしは鹿児島で生きています。出会った日のことを今でもよく覚えてる。人生とはそんなもの。土曜日の夜遅く、サービス中にチプであたしの後ろを通り過ぎる気配を二度感じました。でもそこには誰もいなくって、そんなことは初めてで。。。もしかしたらマエストロ、どうしてもチプレッソに来てみてかったのかな、と思ったり。祈ってくださったみなさん、ありがとう。きっと今頃大好きだった愛猫ミケランジェロと一緒でしょう。そして好き勝手にやっぱりやるんだろうなぁ。。。

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Io, ti voglio tanto tanto bene, Maestro.Se non ci vediamo, veramente SCT!!!!!BACI


posted by yossy at 01:40| 鹿児島 ☁| Comment(3) | 徒然なる工房の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月08日

フィレンツェを離れる前に 工房編

桜はあっという間に散り始めた鹿児島です。こうやって春の日本をまんきつしている間にフィレンツェのことをすっかり忘れてしまいそうなので(笑)ここ2、3日で出発前までの出来事を書かなくっちゃ!!!ちなみにサスライ氏は今朝カボチャ用の畑を開墾、疲れ果てて縁側に干してある布団の上でいびきかいて寝てます。(爆)

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さて、まず工房。サスライ氏が無事にシンガポールから戻り、翌々日は荷物出し、その後も出発まで掃除やら、引越しに持つ以外の最後の荷物を郵便局から送ったりとなにやらでバタバタしていたのですけど、まずもってそれまでにペンダントがいくつも(!!)終わっていなかったあたくし。。。(大汗)とりあえず額ものは連日遅くまで仕事してやり終えたんだけど、そのやり終えるころに、ちょっと時間あるからこれも作っちゃおうかしら〜♪なんていろいろ始めたら、終わらんがな。。。(爆)ということで、引越し荷物をつめ終えた後工房へ。しかもアーティスト仲間で上海での展示会を去年からオーガナイズしてくれているPEIが会いに来てくれました。このときは夕方までには作業は終わるだろうと踏んでいたんだけど。。。


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なぜか次から次へと人が来たうえに、マエストロのパソコンにチャット用のウェブカメラの設置と外付けDVDドライブをインストールしないといけなくなり、ついでにスカイプの使い方講座がはじまり。。。

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たまたまスカイプがついていた大阪で地中海料理店◆【Alla Pace】アッラパーチェをご主人としていて、以前少しだけうちの工房でモザイクを習ったことのあるKさんがついていたので、日本はかーなーり遅い時間だったのにもかかわらず呼び出してマエストロとビデオチャットまでしてもらいました。まさかマエストロがスカイプなんかするとは思っていなかった(でしょうね。。。笑)Kさん、かなり衝撃を受けていたみたいでした。マエストロ、今となっては一人ででもスカイプであたしを呼び出せるようになったのでかなりの進歩でございます。


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その後あたしは作業に入ったのだけど、マエストロはあたしに会いに来てくれたあたしの友達(みんな女子)を捕まえては手相判断を始めちゃうし。あんた、手相知ってんの???って思っていたんですけど、最終的にはなぜか相手と自分の手相を見ながら、あーでもない、こーでもない、運気は夏ごろあがる(←いや、それは夏になると女の子たちが薄着になって嬉しいあなたが元気になるってことでしょう。。。爆)なーんて言っていたそうで。┐(´〜`)┌


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その間あたしはペンダントを綺麗に整形したり


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平らにしたり、していたんですけどね。一時間ほどたってもまだ女子に囲まれるマエストロ。この間一度も作業はしていません。とーぜんだけども。ギャハハ☆

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あんまり熱心なんで、ついついあたしらも手相を差し出してみましたけどね。やっぱり自分の手相と比べるし。(笑)なんやねん、それ?でしたよ。そうやってみんなが帰った17時半ごろから本格的に作業に戻り、ほんとに終わるのかちょっと不安になったりして、マエストロには「ほんとにまだやってるの?」なんていわれる始末。。。

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なぜかあたしにつられてマエストロもやりかけの作品をモジモジ始めたりして。(笑)

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この作品は原画がある有名な絵らしく、マエストロが自分のスケッチだと絶対入っているドゥオモが入っていません。(爆)たまにはこういうのもいいよねぇ。以前同じようなものを作っているんだけど、そのときは絵の真ん中くらいにあった日傘の下で身を寄せ合う二人の影みたいなのが、三度笠みたいなのをかぶった袈裟懸けの坊さんに見えるんだけどと日本人の見学者の方に何度も言われてたのよね。今回はラピスラズリで綺麗にドレイプを表現したドレスを着たご婦人がうまくできていました。でもこれ、始めはおなかの部分が結構丸みがあって、リトアナから「妊婦じゃないんだからっ!」と一喝され(笑)何を血迷ったか、そのまま電動のこぎりでガーッとその部分を切り落とし、やせただろっ!とご満悦だったマエストロ。うちのマエストロはこういう人なんで、なんというか、あたし的には今の原発事故で汚染された水を海に流さないようにコンクリートいれて、ダメだからおがくずいれたっていうのは、かなりマエストロ的な仕事だわ。。。(滝汗)と思うわけですよ。


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そうこうしているうちに、時刻は既に18時半。基本的にこれくらいにはだいたい仕事を終えてみんな帰るんですけど、終わらない作業。。。この日に終わらせておかないと、きっとフィレンツェを出るぎりぎりまで工房にいなければまずいというリスクだったので、とにかく終わるまでがんばらないといけない状況。でも、なんというか、自分が日本に帰るなんてまだまだ実感も到底わかないこの土壇場の作業なわけですよ。(笑)ペンダントは組み合わせるのは簡単なんだけど、整形して形を合わせていくことは結構大変なわけです。小さい小さいものを組み合わせて作っているのですが、形になってもそんなに大きくないから、削っていたり磨いていたりしている間に自分の爪や指先も一緒に削ってしまったり、やすりで磨いてしまって血だらけになっていたり。(爆)でも、誰もいない工房で一人作業しながら、これで仕上がったら終わりだなーと思うとかなり感慨深く、いろんなことがあったもんだと、笑ったり泣いたり怒鳴ったり、みんなでここでご飯を食べたり、ベルコーレが終わってから戻ってきて深夜に作業をしたり、休みの日も通うから休みが休みにならないことが続いたり、ってやっぱりフィレンツェ生活のかなりの部分を占めていたモザイクの大きさに改めて気がついたり。鹿児島に帰ることでしばらくできなくなることはそんなに残念じゃないんだけど、でも、あぁ、あたしも結構がんばったわね、ってことでちょっと涙目でした。。。ちなみに終了したのは20時半。家に帰ってご飯を作ると22時コースなので、これもきっと最後であろう、工房御用達、近くのロスティッチェリア・GHIOTTAで軽くパスタを食べて帰ることに。ここ、仲良しキーランのお姉さまで1月に遊びにいらしたSAYAKAさんも大絶賛してました。ちなみに彼女たちのブランドKIARITAは、現在日本橋高島屋 1Fアクセサリー売場中央エレベーター前で実演と新しいコレクションの展示をしています。今回は花をモチーフにした新作ジュエリーを携えて帰国したキーランもいますので、遊びに行ってあげてくださいね♪ 4月12日までです。

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あたしはモザイクをするためにイタリアに来たわけではなくって、偶然マエストロと出会い、なんだか面白そうと軽い気持ち出始めたものだったのだけど、イタリアに長くいる理由になり、そこからたくさんの出会いが生まれ、個展や最終的には日本橋三越に出展なんてことになったフィレンツェモザイク。これを続けるために、なんとか自分で納得する、自分が面白いと思うものを作りたくて、でもそのための安定した生活や滞在許可を確保するために始めたベルコーレでの仕事だったからね。モザイクをしていなかったらベルコーレで仕事をすることもなかったかもしれないし、ましてやそれが今のあたしにつながっていなかったかもしれない。ほんとうに不思議な縁だったのですよ。でもほんとうによかったと思います。まだまだ修行も足りないし、技術的にも学ぶところだらけだけど、だけど、自分の中で納得できる一区切りを見つけることはできたかな、と。だからあたしがやってきた10年に自分で納得がいくから、モザイクをしばらく離れることにも躊躇がなかったんだと思うわけです。



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そしてこれが最後の最後で突貫工事だったモザイクの絵です。サスライ氏が9年働き、ミシュラン1つ星を仲間と獲得し、それをシェフになって維持した場所。なによりも彼がイタリアに13年もいるきっかけになったトスカーナ州・CHIUSIのホテルVILLA PATRIARCA。(←ここをクリックしたらこのモザイクの原画となった写真がでてきます。結構いい線いってるでしょ。笑)2008年の夏に初めて行ったときに、いつかこれをモザイクで作りたいなって思っていたの。でも、個展やらイタリア展に追われてなかなか自分だけの作品を作る暇がなくってそのままになっていたのだけど、ちょうどサスライ氏がシンガポールに行っている間に内緒で製作することができました。これは彼の13年という時間に敬意を表しての作品かな。そしてあたしの11年という年月で表現できるものということもあり。まぁ、作ったのはほんとうにバタバタ、しかも色の選び方やらなにやらで、最後の最後までマエストロとスッタモンダ(爆)で2週間くらいでやったのですけどね。


そんなかんじでこれで工房も見納めかとウルウルきてたのに、実は急に2日後にまた行くことになってしまったんだけど。だからなのか、なんとなく今でも工房とお別れした気分にはぜんぜんなれないんです。。。(笑)とりあえずあたしの机が空いていますので、体験でペンダントを作りたい方、ショートステイだけどモザイクの小さな絵を作ってみたい方、ただマエストロと会って見たい方、そしてフィレンツェモザイクとは何か知りたい方、ぜひマエストロを尋ねていってみて下さいませ。


MOSAICO FIORENTINO LABORATORIO DI ROBERTO MARRUCCI
Via dei Pepi 65, Firenze
tel 0552478327
email roberto_marrucci@tiscali.it (日本語でもOK。ただし工房のパソコンは日本語をうてないので返事は日本語だけどローマ字です。)

ちなみにFacebookも始めました。どうやって使うのかはこれから覚えるみたいです。。。(汗)




posted by yossy at 23:56| ローマ | Comment(3) | 徒然なる工房の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月14日

マエストロの夏は。。。

今年の夏は、暑すぎる日々から一転、あっという間に肌寒くなったからか、マエストロ、海に行く機会を逃し(笑)もっぱら石拾いに精をだす日々です。。。8月15日すぎてから海に行くんだとか。天邪鬼130%ですからねー。

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最近は週末ごとにある場所へ行ってるらしく、結構な成果を挙げています。写真はPAESINA。以前にも紹介しましたけれど、石の中にまるでグランドキャニオンが描かれているようでしょ!もちろんこれも自然のなせる業なのです。この石はかなりコレクションしている人も多いらしく、とってきた場所は絶対内緒なんだそうで。

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工房へ戻ってきてから、石をスライス。30分に一枚くらいしか切れないのですけどね。

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だいたい厚みは8mmくらいになります。でもこの機械も、自動制御とかそういうのじゃないから、一枚切れたら、ハンドルをくるくる回して厚みを調整、そして石をセットしなおして、ってかんじ。ハンドルを三回転半、とかマエストロの長年の勘でのセットなのです。。。

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で、その8mmの厚みの裏側はもう違う感じでしょ。石って生きてるからね。この一枚の表を使うのか、裏なのか、そしてそこでめぐり合えた一枚はもう二度とめぐり合えないわけですよ。だから、同じものはできないし、そうでなければならないの。同じものだったら、それは何かがおかしいわけ。だから残念ながらまったく同じものが欲しいという方は、お断りせざるを得ないわけです。


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これはまた違うPAESINA。こちらはちょっと優しい色合い。これだけを額にちょっと飾ってもステキだと思います。



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そしてマエストロ、この女の人のスカートの色で悩みに悩みまくって(スカートのひだをいれたかったのね)結局無難な(笑)ラピスに落ち着きました。ラピスの色むらがちょうど後ろから光があたっている感じに見えるかな。そして現在、その女の人が手をつないでいる子供を犬に変えようかと(爆)悩み中。。。


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それ以外に作りかけが2枚。空の部分で使うオニキスをはめ込むのがめんどくさいみたい。。。暑いから集中できないのだそうで。でも寒くても同じこというんだけどね、この人は。(笑)

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これはもう一人の年金おじさん、マエストロ・カジーニのもの。この人、マエストロの長年の友人で、別の工房で40年にわたりモザイクの職人をしていたのだけど、年金生活はじめてから、気楽にうちの工房でモザイク作っています。しかしさすが40年のベテラン、あっという間に作品ができあがる。。。集中力は同じ40年でもマエストロとは雲泥の差。。。(爆)でも、彼は職人であるから、デザインとかはしないんです。だからうちのマエストロは、どちらかというとアーティストってかんじなのかしら。いずれにしてもどちらもすばらしいマエストロです。そしてこの二人が一緒だと、一日中しゃべってるし。フィレンツェの職人さんって、手も動くけど同時に口もずーーっと動いてるのよね。いやー、うるさいっす。(笑)


あたしは、といえば、3枚目のVERNAZZAがほぼ終わりに近づき、4枚目をはじめました。あぁ、先は長い。。。
posted by yossy at 19:46| ローマ | Comment(2) | 徒然なる工房の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月26日

暑さ倍増

ちょっと湿度が落ちたというか、気温の下がったようなフィレンツェ。明日は雨という話もききますがどうなのでしょうね。。。ま、何はともあれ今夜は良く眠れそうです。ほんと今年は寝つきの悪い夜が多いのよ。。。(涙)

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さて、工房ですが、ちょっと三越のオーダー製作が二つめ終了したので、気分を変えてヒマワリを作っています。構図は前のものと同じです。これからオニキスを刳り貫かないといけないのだけど、いかんせん暑くて集中力がかなり落ちているので、これはこのまま少し涼しくなるまで置いておくかもしれません。。。(汗)そしてその間、オーダー分のピースも切っていきます。しかしこのオーダーの作品、ピースが多すぎる。。。色を選んできるのだけで、しかも絵の半分以下の量でも二日はかかってるし。30分ぐらい続けて石を切ってると、電動のこぎりのモーターの音がうるさすぎて、しばらくなんか耳が遠くなったような感じがします。ううう。。。


しかもなんでそんなに暑いかというとですね。

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あたしとマエストロの間にあるガスコンロがだいたいずっとつけっぱなしだから!!!!
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この部屋には3つコンロがあるんです。接着するための蜜蝋を溶かすこてをおいてあるのね。使うときだけにいちいちつけてたら、こてが熱くなるまでに時間がかかるし、かといって他のテーブルのところのをつけるのも、他の人に悪かったり、さっと使えないから、やっぱり自分の所のをつけるんだけども、作業しているところとコンロの距離約50cmだからね。汗をダラダラかくくらいではないけれども、じわじわと熱さが沁みてくるわけですよ。これでも、この工房は古い建物だから建物自体がヒンヤリするのでまだかなりましなほう。

とりあえず今週からマエストロとあたしの二人っきりなので、他の人のところにあるコンロを使おうかな。(笑)

posted by yossy at 07:36| ローマ ☀| Comment(3) | 徒然なる工房の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月29日

Rhapsody in green

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イタリアフェアでのオーダー4枚が仕上がるのは一体いつになるのか、ちょっと不安なyossyです。皆さん、お元気ですか?(爆)同じ構図のものを4枚って、実は結構難しい。同じ石を探すのはほんとうに限りなく不可能だし、この絵はかなり細かいから、石を切るだけでも最低一日は余裕でかかるし。最後の方はたぶん冬になる前かもしれません。。。がんばろっ!

風景画なのでたくさん緑を使います。ちょうどマエストロがここんとこ毎週のように石拾いに行っていて、新しいガブロがたくさん。断面は外からとても想像できない様々な表情の緑。しげみや葉っぱに光が当たっている感じ、木漏れ日みたいな模様、ほんとうに驚くような世界が潜んでいるんだよね。油絵で描く抽象画みたいに見える。


とりあえず、少しずつ前進。そのほかにもいろいろとお待ちの皆様、順番にやっていきます。待っててね!


posted by yossy at 08:38| ローマ 🌁| Comment(0) | 徒然なる工房の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月26日

俊寛来る!(ここにも。。。笑)

この人も切り絵師俊寛の来訪を受けた一人ですが(ということは、あたしも受けていますがね。レストランなので。。。笑)うちの工房にも来てますよー。いつもぶらりとブザーを鳴らして突然やってくる彼ですが、今回は忙しいスケジュールをなんとかやりくりして

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モザイク製作しています!!!!!♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!


この人たちは何をするにでもライバルなのでしょうかねぇ。(爆)サスライシェフのモザイク体験はここからどうぞ。(@AB)まあ、サスライ氏は対決宣言したカボチャの彫刻、カボチャを先月までいた見習い君の送別にあげちゃったからね。。。でもそのカボチャ、大将きゃんちゃんが芸術作品に仕上げてくれました。いやぁ、短い間だったけど、サスライ氏からいろいろ盗んで行ってくれたようでよかったっす。ていうか、サスライ氏は夏休みの宿題も終わっていないんじゃないっけ???


ま、そんなことはさておき。俊寛、この時間のないスケジュールで一枚簡単なものでいいからモザイク作りたいと。とりあえずマエストロに相談してもらったんだけど、一言、


「サスライシェフが作ったのくらいはやりたい。。。」



(爆)

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ということで、マエストロと相談してチョイスしたモチーフは蝶。春だからかなぁと思って覗いてみると、俊寛の蝶は力強い蛾のようなかんじ。(笑)しかしイタリア人は蛾のこともファルファッラ(蝶)というし、モザイクでこういう感じの蝶を作るのはわりと普通。リトアナが連作で作っていたのもこんな形だったしね。そして蝶は「蝶は自由変容と進化の象徴。自分のすべての可能性を開発し、新たな世界の高みへと舞い上がる。」という潜在的な象徴の意味があるそうで、この力強さはきっと今の俊寛の心意気を表しているってかんじかなぁ。


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密談中背景の石を選択中の二人。さすがあんなに細かい作業をしているので飲み込みも早く、作業もスムーズ。さすがに最終的にどこを削ればぴっちりいくのか、というのは経験が必要なので、マエストロがヘルプに行ったようですが。そのたったひと削りで隙間が消えちゃうマジックに驚き!だったようです。よかった、マエストロ、面目たって。(笑)


ということで、明日完成予定です。というか、明日しか時間がない彼。きっと終わるでしょう。もしかしてこの作品は秋から続く個展のどこかで発表するのかしらねー。どう完成したかは、本人帰国後のブログを楽しみにしておいてね♪


posted by yossy at 08:13| ローマ 🌁| Comment(9) | 徒然なる工房の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月04日

春がきているみたいです

なぜ分かるかって?それはあたしの花粉症の疑いからではないです。(笑)


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マエストロのモザイクの色使いがやたら明るいから!!!(爆)なんか黄色い壁が菜の花畑を思い出しましたよ。これ、いつもと同じフィレンツェのドゥオモですが、いつもと違う、石壁の手前の船とアルノ川!初めての構図ですね。マエストロの目の前にかかっている、銀行からもらってきたアルノ川を主題にした絵画のカレンダーの表紙をヒントにしてあります。それにはドゥオモはなかったんですけど、やっぱりそれがないとダメらしく。。。(笑)


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非常に満足げ。ことあるごとにあたしら呼んで批評させますが、〆はいつも「俺はとても満足だ。ブラボー、マエストロ!(Sono contentissimo,bravo maestro!)」と自分で言っております。。。(汗)
posted by yossy at 19:44| ローマ 🌁| Comment(4) | 徒然なる工房の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月17日

やればできるのだ(←マエストロが。爆)

PITTIも無事に終わり、昨日から工房復帰。っていっても週末だから誰もいないんだけどね。日本に帰るまで昨日の時点であと4日、戻ってきてから三越イタリア展まで2ヶ月なので、時間が全然ないっ!ので、この週末、そして出発前日まで工房には行く予定。もちろんベルコーレにも行く予定。(笑)

今回のテーマに沿って、マエストロに作品をお願いしたんですけど、テーマが漠然としたもので(去年までは観光名所や特定の地方がテーマだったらしいんですよね)ピンと来なかったようなのですが、作業台の上にちゃんと仕事をした形跡が!!!!


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やっぱり明るいかんじの作品と言うと、夏の太陽、そして海、ってイメージなんでしょうね。今回はなんだか明るい配色で、浜辺を手前に持ってきての海。前回とはちょっと違う、なんだかポエムチックなかんじもします。こんな構図は初めてじゃないかなぁ。(笑)出来上がりがとても楽しみ。

あたしはヒマワリを週明けに仕上げられるように作業中。それと平行にもう一枚、桜島(これは毎年一枚ライフワークですね。笑)の石選びしています。そのときに見つけちゃったのだけど!

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石の中にほんのりピンクのハート!!!!!こういうのが石探しの醍醐味なのよん♪♪♪こころがちょっとほっとあったかくなっちゃいました。

ってことで、仕事に戻りますっ!

posted by yossy at 20:15| ローマ | Comment(4) | 徒然なる工房の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月14日

この人も元気です

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じゃじゃーーーん!


この人も元気にしております。(笑)ちょうどあたしが空の部分をアルケット(針金)でくりぬいているところを撮影していたら


「俺のことも撮れ!」


撮ってくれるんじゃないんですね。。。ってことで、撮ってあげました。満足そうで、よーござんした。毎日やる気がない、やる気がないと言っているマエストロですが、最近はめったにやらないことに挑戦。

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バラです。こういうのは後で、大理石をアルケットでくりぬかないといけないので、絶対やりたがらない(めんどーだって。爆)んですけど、なにを思いついたのか、結構いい感じでバラが出来上がっています。たぶん石を切っていて思いついたのかなぁ。ってのもね、ここんとこ、毎日石切ってるなぁと思ったら。(もちろん機械で自動でスライスしてるんですけどね)


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バラの花びらなどでよく使う、黄色い色のカルチェドニオ切ってるんですけど、部分的にものすごく硬くなってアガタのようになってるものだったみたいで、薄く紫色にグラデーションがかかってるんですね。そこはむちゃくちゃ硬いんですけど。ちょっと透明感も出てきてその色の変化がお花をするのにバッチリなんです。ちょうど花びらが反り返って陰になったり、下のほうの丸みを帯びたところとかがうまく表現できるわけ。

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この人もやるときにはやるわけです。(笑)ま、この後再来週にあるところで使うらしいスーツを買いにショッピングに行っちゃいましたけどね。(爆)お買い物大好き、おしゃれ大好きなんですよ、こう見えて。。。あ、ショッピングで一つお願いが。。。

フィレンツェ、じわじわと体の芯から冷え込む季節になってきました。そこでですね、どなたか、近々ベルコーレに日本からいらっしゃる方で、ヒートテックのスパッツのデリバリーお願いできる方、いらっしゃいませんでしょうか???お代はユーロで現地でお支払いします。できれば長いのと短いのと二枚ずつ。。。ほんと、人間って一度贅沢するとダメね。。。(笑)去年まではなくても何とかなったんだけど、一度使い始めると、ないと厳しい。それともこれは寄る年波のせいなのか。。。(爆)去年帰ったときに探したのだけど、大ブームだったらしくて、どこも売り切れだったんだよね。サイズはMです。よろしくお願いします。
posted by yossy at 20:46| ローマ | Comment(10) | 徒然なる工房の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月27日

こちらも対決モード?

んーなわけないんだけど、今日工房に行ったら、こんなのが机に広げてありました。

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これ、テーブルのデザイン画。アオスタの山から前回のテーブルでコラボレーションしたウーゴがやってきて、次にやる予定のテーブルの図面を広げてたってわけ。美術館にあるもののレプリカ第二段です。今回は前回とは比べ物にならないくらいのもので、とりあえず制作期間は8ヶ月の予定。まあ、前回と同じく黒い大理石を刳り貫くのはウーゴがやってくれるから、その期間でも仕上がるかもね。

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しかしこれ。石も見つけるの、そんなに簡単じゃないんだけどねぇ。。。マエストロは安請け合いしちゃうからさぁ。「俺に任せろ!」なんて簡単に言ってたけど、工房にないような色の石もあるんですけど。いずれにしても楽しみだわー。(←やっぱり人事。笑)前のテーブルはジュネーブに住むフランス人のところに嫁にいったらしいです。

で、あたくしですがね。いちおうこんなことに挑戦!

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小さすぎて、持つのがやっとなわけですよ。。。切るときも小さいけど、まあ、それでも指先で持てるくらいのものになるわけ。それを今度はつめの先っぽで支えるように持って、ヤスリで削っています。落っことしたらきっと行方不明になってしまいます。(笑)

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で、家が建ち始めたんだけどね。ちなみに写っておりますあたしの指の爪ですが、今測りましたら縦1cmでございます。


先は長い。。。

posted by yossy at 07:57| ローマ | Comment(3) | 徒然なる工房の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月18日

こちらもお披露目!

人の作品のお披露目ばかりですが、ここでモザイクのお披露目も。といっても、これもマエスロトの作品になるので、あたしのではないのですがね。(爆)


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これは、3月ごろからはじめたテーブルの完成写真なんです!ここをクリックすると、ちょうど3月の終わりに、このテーブルを作り始めたころのブログ記事と、原画であるテーブルの写真のコピーがあるので、どれくらい精巧なのかわかります。実はこれ、もともとオーダーした人の手元にあったのは「スカリオーラ」というまた別の細工の仕方のもの。黒い大理石を彫って、そこに石膏に色のついた石の粉や絵の具などを混ぜて流し込み、磨き上げるというものだったんですが、それを半貴石だけを使って再現したわけです。


前の記事も書いたけど、マエストロ、今回は大理石アーティストとのコラボで、彼のところにある機械を使って大理石を刳り貫くことになっていたので、中身のパーツだけを作りました。思いがけなく拾いに行った石の中にぴったり使えるものがあったりしたので、わりと苦労せずに順調に進み、7月の半ばには全部のパーツを無事に向こうに届けられたんです。いやー、久々のやる気だったみたいですね。あんなにずっと机の前にいるマエストロ、ここ近年みたことなかったもの。。。(笑)しかし、今は、その反動か「何もすることがない!」(←わけないやないかっ!爆)といって、部屋の片付けとかしています。まったく。。。


本当はうちの工房に出来上がりを持ってきて、磨きはこちらでということだったので、本物を見られるのが楽しみだったのだけど、結局この重くて貴重なテーブルを持ってくるのは大変だということと、アンティーク風に仕上げたいので別にピカピカにしなくていいということで、向こうで磨くことになったので、残念ながら本物は見られずじまい。マエストロも見に行くかといっていたけど、アルトアディジェまでは、やっぱり彼には遠いみたいで(笑)。


次回はあたしの作品をUP予定!
posted by yossy at 19:40| ローマ | Comment(0) | 徒然なる工房の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月13日

pendente per la mamma

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ある方からペンダントのオーダー。お母様への贈り物。工房まで来ていただいて、デザインや色を決めていただきました。

お母様の大好きな緑をメインに。このマラカイト(孔雀石)の深い緑とこの模様が一目で気に入った彼女。これを使ったフィレンツェの百合の紋章を作ることになりました。仕上がりは来月あたまになる予定。オリジナルの色のGiglio、あたしも仕上がりが楽しみです。


この石は中世イタリアでは魔除けとして身に着けられていたそう。他にもこんなパワーがあります。

posted by yossy at 08:11| ローマ | Comment(2) | 徒然なる工房の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月26日

気を取り直して

そんなこんなで、いろんな疑問が頭に湧きつつ、工房へ到着。

ただいま三越イタリアフェアでいただいたご注文作品、二枚目が仕上げにはいるところ。で、仕上げに入るって事は、待ち時間が多くなるので、次の作品にも取り掛かり中。

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次はなぜかフィレンツェをしようかと、ふと。。。。(笑)やろうと思って、ちゃんとカットまで終わった原画がひきだしに入っていたのでね。(爆)マエストロには「ピースが多すぎる!」といわれましたが(たぶん絵自体の大きさに比べてピースが多いわけ。まあ、彼にとってはフィレンツェって売り物みたいな感覚もあるし、大きさに比べて、これくらいのピースで、これぐらいの期間で仕上げなければ見たいなのがあるんだろうと思う)

とりあえず緑の多いフィレンツェの風景なので、木や植え込みの緑をここからチョイス。↓

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訳わかんなくなります。。。(汗)
一応種類は同じですけど、まーーーーーったく違う石の板がランダムにはいってるこの箱が10箱くらいありますから。。。なんというか、これっていう色のついた原画もない。頭でシュミレーションというよりも、カンですよ、野生のカン。(爆)

で、頭を使いすぎたら、仕上げのほうの絵へ戻って。でも今日は、どちらかというと仕上げの為の下準備。

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絵のピースは組み合わさり、周りを囲む黒い大理石の帯もつけて、裏返した状態。これで裏の凸凹を平らにしていかないといけないんだけど、通常小さいモザイク画の裏を平らにする時に使うろくろは、今回はモノが大きすぎて使えません。じゃあ、どうするかっていうと、大きな鉄の円盤と金剛砂をつかって、ひたすら手で研磨。この円盤推定15kg。。。これを両手でぐるぐる回す。この作業、結構腰に堪えます。。。空の部分に微妙な段差があり、これを綺麗に平らにするのに約1時間ほど。。。(汗)そして、今度は平らになった裏につけるラバーニャと呼ばれる黒い石の板を、絵の大きさに合わせてカット。こっちも石やさんですでに板になっているものを買うんだけど、大きさが1m×1mのものなわけです。厚みはだいたい7mmくらいにしてくれるのだけど。でもそんな大きなものをカットするものは実はうちの工房にはないわけですよ。薄さでは問題ないんだけど、幅がこう大きいと、うちにある電動のこぎりは使えないんですね。

じゃあ、どうするか。。。

手作業でしょう。。。ってなわけで、こんなかんじ。↓

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これもたぶんマエストロの手作りなんでしょう。歯のない鉄の板というか、それに木の頭がついてるやつ。しかもこの木の部分、接着していなくて、ただ、切れ目に鉄の部分をかませてあるだけ。。。

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ラバーニャのほうに鏝か何かで、真っ直ぐに線を入れ、そこに金剛砂と水をふりかけて、この鉄でごしごしと切り目を入れていきます。ひたすらごしごしやっていって、切れ目が半分を少し過ぎたら、テーブルなどの端に切れ目を合わせて、カンっとあてると綺麗に直線に割れます。

マエストロが石を切ってるから、作業台の上はモノが散乱。重い石を除ける元気もなかったので、床で作業。ああ、腰が痛い。。。


ということで、今日は仕上げ作業に入れるか!?
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2009年03月30日

una meraviglia

あたしは三越本店イタリアフェアのために、大忙しの日々を送っていますが、マエストロも実は久しぶりにテーブルのオーダーをいただきまして、むちゃくちゃ張り切っているところなのです。このオーダー、北イタリア、アルプスの山奥に住むアーティストの方からのもの。彼は大理石を使ったいろんなアートをしているの。で、石をジェット(水)で切っちゃう機械とか持っていて、自分がモザイクのテーブルのオーダーをもらったのだけど、やっぱり大理石と天然石(pietra dura)では勝手がちがうし、色目とかいろんな意味でプロに頼まないと無理だということで、マエストロを探し当てて。。。というわけ。で、彼らむちゃくちゃ気があって、今回めでたく発注になったんですよ。

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それがこれ。ただしこのテーブル、中身のパーツだけをつくるの。残りはそのアーティストUGOさんが、自分のところにある機械をつかって大理石をくりぬいちゃうそうで。2mmの誤差くらいでくりぬけるらしいです。時代はすすんでいるのね。。。(爆)でもこのひとつひとつのパーツの色を選んだりするのは、まず石がないと無理だし、あったとしても、そのどこを選んだらいいかは、マエストロじゃないとだめなわけなのよ。

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これができてきたパーツ。一つ一つは、実はそんなに難しくないんです。細かくないのよ。だけど、石の色を見つけるのが大変。フルーツや花の陰影を一枚の石の中に見つけないといけないからね。そこでマエストロ、がぜん石拾いに精をだしているんです。


ほれっ!

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これが先週の週末の成果。こうやって工房中に置きっぱなし。。。(苦笑)でも、ここんところ、とにかくやる気があるマエストロ、毎日でっかい機械を動かして石をスライスしています。ほんとこの人分かりやすいのよね。やる気があるのはたいへんよろしいことなのだけど。(爆)


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こちらがその石の一部です。切って中身をあけてみるのがわくわくするのがわかるでしょ。自然の石ってほんとすごい。(←ほんと何回も言うけどね、この言葉。。。)これって全部一個の石の中を切っただけですよ。その中にこんな色とりどりというか、模様というか、絵がつまってたりするんです。この感動があるからやめられないんだよね。

そして今作っているのが桃。またこれにバッチリの石があったのよ!今ちょうど切っているやつなんだけどさ。

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すごくない?この桃、一枚の石の中心のピンクの部分だけでできてるの。ちょうど真ん中の部分が割れてる感じがでていて、しかも丸みを出すための影の部分もちゃんとある。というか、これって、何もしないでこの石だけ額に入れておいておきたいかんじ。

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ちなみにこれ、天然石ですので、同じ石でも切っていくと表情が変わるんです。この二枚の石のスライスは、同じ石なんだけど、ぜんぜんちがうでしょ。だからやっぱり二つと同じものを作るのはほぼ無理なんです。だけどそれが醍醐味なんだよね。そしてお値段がはるのもいたしかたないことなんですよ。。。(笑)だって、すべてが偶然の美しさで、そしてそれは世界に二つとないものなんだもの。あ、そうだ、この石は全部マエストロが山へ採りに行った、それこそ彼の宝物なんです。そうなんだよね、お店で買えるものなら逆に簡単なんだよね。この石がどこにあるか、そしてこんなに美しい模様があるものなのか、それはほんとうに工房まで持ってきて切ってみないと分からない、奇跡のようなものなのだから。



さーて、あたしも最後の追い込み、がんばろっ!



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2009年01月08日

石の中の絵画

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これ「Paesina(パエジーナ)」と呼ばれる石なんです。イタリア語でパエーゼは「国」とか「田舎」、それから派生してパエサッジョは「風景」って意味なの。これって石の中にね、すでに風景画があるような、そういう石なんです!

見つけに行かないとない石なんだけど、またこれがない!ほんとに希少価値の石なんですよ。昔から、これを切った断面にテンペラで絵を描いたりしていたのね。貴石博物館にいくと、それのコレクションもちゃんとあります。で、最近マエストロ、これを取りに行くのに情熱を燃やしていまして。燃やしたからといって見つかるわけのないものなのですが、ほんとに暇さえあれば行っています。仕事に没頭するのはいいことですけどね。工房での仕事には没頭できない人なんで。。。(爆)

そしてちょっとだけ発見した貴重なコレクション。ほんと切って中をみると、ため息が出るくらい驚きと感動の味わえる石なのです。

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ほんと自然の作る偶然の美しさの前には、なんにも手を加えなくても感動を与えられるだけの力があるんだよね。手を加えることがもったいないもの。。。これから何ができるのかも楽しみではあるのだけど。


<おまけ>

paesagini01.JPG

たまに綺麗になる工房。。。寒いのにストーブが壊れちゃっていたので、マエストロ地下の倉庫から、買ってあったけれど10年はそのまま使わずに置いてあったガスのストーブを出してきまして。。。でもみんなが作業する部屋には置けない(空気腔を通す場所がなくて)からって、一番奥の石を切ったりする部屋においてしまいまして。みんなから「そうなんだ、あんたが大事な石もさぞ寒いだろうからあっためてあげないとねぇ。。。」なんていわれていました。(爆)「これは威力があるから、二つとなりの作業する部屋まで暖かい空気が届く(はず)!」と力説して設置したものの、そんなはずはなく、結局石油ストーブを買う羽目になったマエストロ。。。ま、そんなもんだよね。(笑)

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2008年08月18日

物が落ちるとき

物と言うより、モザイクのピースが手から落っこちてしまうとき。

それって、ちょっと休憩したほうがいいよってサイン。ってことでブログUP(笑)。

ってか、2mm四方くらいのピースを左手の指先でつまんでですね、それをやすりで削っていくわけです。ま、そりゃ落ちるかも。落ちた小さなピースは箒で掃いて見つけますけど。この2mm四方のピース、丸い刃の電動のこぎりで、自分の手で石を持ってカットするわけです。危険よ、まじで。。。ってことで、あたしの爪は、まったくマニキュアとかには向きません。のこぎりで切れちゃうし、やすりで削れちゃうし。見るも無残なわけなのです。

でもね、それがつながっていくと、素敵なものができるんだよね♪

しかしもっと効率のよい工程があってもよさそうだよなぁ。。。




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2008年07月21日

森林浴?

shinrinyoku.JPG


さて、いったい、どこからどこまでが石でしょう?


マエストロ、最近真剣に制作活動中です。(笑)
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2008年06月12日

Addio, micky

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イタリア戻ってきて、いろいろなくし物が多くてバタバタしていたのですが、とりあえず落ち着きました。ちょっとエネルギーが減退中みたいだから、ほんと気をつけないと。うん。。。

さて、実は悲しいお知らせがあるの。
工房のネコ、ミケランジェロが天国へ行っちゃいました。。。

お知らせ自体は日本滞在最後の日に工房から受け取っていたのだけど。。。去年の夏、とても具合が悪くなり、一時ほんとに大丈夫かと心配したのだけど持ち直してはいたんです。ただ、最近、すごくご飯をほしがるのにとってもやせてきていて、マエストロに早く獣医さんに連れて行ったほうがいいんじゃない?って言っていたところだったの。それが5日に急に具合が悪くなり、すぐに獣医さんのところに連れて行ったところ、糖尿の具合が悪いから入院させたほうがいいってことで、一晩とりあえず置いて帰ったそうなのだけど、翌日にはもう手遅れだったそうで。

まだ工房には行っていないのだけど、電話でマエストロ、すごくさびしそうでした。そうだよね。息子みたいにかわいがっていたから。だからミケランジェロのものも、一緒に昼寝をしていたクッションも捨てちゃったって。

あたしもミケランジェロのいない工房になれないといけないんだな。あいつ、冬になるといつもあたしの椅子になぜか丸まってたから。


でもね、ゆっくりお休み。あなたはいつまでも工房の王子様だから。またいつか、時を越えてどこかで会えたらいいね。

posted by yossy at 01:12| ローマ ☀| Comment(4) | 徒然なる工房の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月20日

出展のお知らせ!!!

ええと、お知らせです。

うちの工房、5月16,17,18日にコルシーニ家のお庭で開かれる職人展に出展することになりました。去年まで、切り絵職人俊寛がでてたやつです。会場の様子は2006年のときの過去ログをチェック。

この職人展、コルシーニ侯爵夫人が主催しているもので、一年に3日だけそのお庭が職人展の会場として使われるために一般にも公開されるので、ある意味貴重な3日間なんです。お花が咲き乱れ、レモンの黄色い実が青い空によく映える、貴族のお庭を堪能できるよい機会。それにいろんな職人さんがそこで作業工程を見せてくれたり、よいものがなかなか魅力的なお値段で販売されているのよね。
5月にフィレンツェにいらっしゃる方、フィレンツェ、近郊にお住まいの方、ぜひ見にいらしてくださいませ。残念ながら、入場料は払っていただかないといけないんですけど。。。ほんとあんなに出展料払うんだから(たった3日で2000ユーロ近い出費になるのよ。。。まだ5人で折半するからいいようなものの。泣)もうちょっと招待券いただけてもいいんじゃないかしらと思うんだけど。まあ、きっと貴族の方も、いろいろ出費があるのでしょうからしょうがないんでしょうけどねぇ。でも、職人の技術が廃れていくのを食い止めるために、みんなに見せる場だけでも提供するということが主旨だったはずなんだけど、ほんとに困っていて、廃れていってしまう職人さんたちは3日のために2000ユーロも払えないって。まじで。。。


ま、そんなことはいいんです。
やることが大事。しかもあそこの庭は大好きだし。
しかし明日からピッチ上げないとまずいなぁ。

ARTIGIANATO E PALAZZO

16, 17 e 18 maggio 2008


場所はベルコーレの近く、Via della ScalaをPorta Pratoのほうへ行くと、左側。サンタ・マリア・ノベッラ教会と反対側へ行くってことね。地図はこのページの左側にあるDoveをクリック


ってことで、まずは5月を楽しみにしててね♪


posted by yossy at 04:58| ローマ ☀| Comment(5) | 徒然なる工房の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月31日

仕事納め〜マエストロ

maestro_12_01.JPG maestro_12_02.JPG


昨日、一昨日と工房行ったけど誰もいず。。。ま、週末だしね。そしたら昨日の夕方遅くにマエストロ、石を引きずって入ってきました。一人石探しだったみたい。(笑)

秋口に入ってから、なんだかやる気のマエストロ。最近は、気分の向くときにしかモザイクしていなかったのに!(爆)どうも、いろいろと触発されて来年は工房をショールームみたいにしたみたい。なので、いろいろ掃除したりね。いや、掃除してるのはマエストロじゃないけど。。。。


ってなことで、来年もこのやる気が続いてくれることを祈って!

posted by yossy at 23:11| ローマ | Comment(0) | 徒然なる工房の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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