まぁ、いろいろと出てきているブンガ・ブンガ・パーティ。
話せば長くなるのだが、ベルルハーレムってすごいのね。売春婦から、モデル、テレビで半裸で踊るオネーちゃんたちが続々と。日本の草食男子よ、イタリアは70過ぎても現役でっせ。(爆)そしてそのなかのかなりの女性たち、その後なんと彼の政党から立候補、地方政治から大臣までやってるという。。。ま、今までみんな黙ってたのは同じ穴のムジナばかりだったからでしょうがね。今回のミスは、例のルビーちゃんが窃盗で捕まったのを保釈しろと、首相特権を使ってミラノの警察署に電話しちゃったこと。しかもそのときベルルはパリ。ルビーがつかまったことを知った彼女のお友達ブラジル人が、なぜかベルルの個人の携帯番号を知っていて、そこに電話→あせったベルルが公務用直通電話を使ってミラノ警察へ電話ってことだったんだそうで。さらに「彼女はエジプト大統領、ムバラクの孫だ」とか言ったりして。おっさん、まず国籍ちがいまっせ。(爆)しかも、お金を渡したのはこのかわいそうな移民の女の子を助けたいという彼の広い心がそうさせた、とか。。。あのですね、かわいそうで生活に困っている移民の女の子は、自分の誕生日に
フェラーリに乗ってやってきたりしませんって。。。

件のルビーちゃん、Ruby Rubacuori(ハート泥棒☆ルビーとでもいいましょうかね。汗)という名でディスコで大活躍だったわけ。彼女はモロッコ人だけど両親とシチリアに住んでて、でも、こんな生活いやっ!あたしは金持ち、有名人になるのと家を逃亡、なんども捕まえられ、更生施設のようなところに入れられては逃げるってのを繰り返しているうちに、イタリア芸能界の暗躍者、レレ・モーラというおっさんと仲良くなり、そっからベルルの家に出入りするようになったんですがね。ま、これで24歳って言われても、信じるでしょうね。あ、でも、彼女が未成年なんてシラナカッタッっていうのは嘘ってすでに実証済み、しかも自分で。だって未成年って知らなかったのなら、自分の下部、ミラノ州の政治家であるニコールちゃん保を護者として引き取りによこすなんてことはしなくていいわけでしょっ!
ま、いろいろ否定していますが、警察の盗聴(ま、この盗聴システムもすごいというか。。。じゃ、あたしらの毎日の電話やSMSもすべて実は管理されているのねって話なんだけど。汗)によって、彼女が事実(!?)をあちこちに言いふらしたのが新聞に出てきてます。まあ、ヤッタ(はしたないっ!!!!)という言葉はでてきていないですけど、16歳のときからベルルのところに出入りしているのよっ!と自慢しているのは確かみたいね。

ま、今回未成年ってのがネックになっているようですけど、
実は今日のすごいニュースで、PDL(ベルルの政党)はMaggiorenne(成人)になる年齢を現行の18歳から引き下げることを検討始めたとか。。。(驚)まじですか。。。そのうち、どんどんそれが引き下がっちゃったら、ベルルを批判していたバチカンも神父さんの子どもへのレイプとかが問題になっているわけだから、ベルル支持に回っちゃったりして。。。(大汗)つーか、そんなにベルルが大事なのね、みなさん。これでも彼を守ろうとするイタリア政権、というか、これで何の動きも起こらない(いや、紙面とかでは野党からの批判とかでてるけど、それだけだし。。。いつもこれで変わらないもんね。。。)
さて今回ルビーちゃんだけがクローズアップされていますけどね。実は彼の所有する広大なミラノ2という高級住宅街の高級マンションに、今回の事件の盗聴に名前が出てきたギャルたちがわんさか住んでいたんだそうで。同じマンションにそんな同じ件で事情聴取受ける人が一緒に住んでるって、あたしでも「みんな愛人か」ってわかるわ。。。


そして下の一番右の彼女、これが元テレビの
お知り丸出しダンサーで、そのあとなぜかベルルの個人歯科医(?)になったニコールちゃん。こんなまじめな感じですがね。。。(ちなみにもう一人の男性は下のほうで話題にするベルルの仲間。TG4というニュースのエライさん、エミリオ・フェーデ)

この人が、今はミラノのあるロンバルド州でConsiglio Regionale(州政府の役人)やってるニコールちゃん。で、ベルルに言われて、件のルビーちゃんをしょっぴかれた警察から夜中に連れ出した張本人。引き取ったというか。ベルルの言うとおり、ルビーがムバラクの孫だったら、元ショーガールのニコールちゃんがいくらいちおう政治の世界に首を突っ込んでるとはいえ、初心者なのに引取りに来るわけないじゃんか。www

ちなみに、ブンガ・ブンガパーティに出席したものの、食事のあとに繰り広げられたそりゃぁ目も当てられない、かなりあられもない状況に「吐き気」を催して、会場から逃げたとされる女の子が言うには、ニコールちゃんもベルルのお手つきだった(ま、そりゃそうですよね。そうじゃなきゃ、ショーガールからあっという間に役人へなったりしないって。。。みんな知ってたくせにっ!笑)こんなこと、あんなことやってた、って警察で暴露したらしく。
こんなのがでても、誰もやめないのがイタリア。レンホウさんが国会で写真集用の撮影したから問題になったなんて、ここではそんなのまーったく問題にならないと思うわー。ちなみに前もちょっと紹介しましたけど、ベルルのお気に入り男女機会均等省大臣のマーラ・カルファーニャ嬢ももとショーガール。ヌードカレンダーも出しています。この人、昨年末にナポリのあるカンパーニャ州のサレルノ市で、ゴミ焼却炉をつくる計画に(ま、計画はかなり昔からあるんですけどね。予算だけとっていつまで経ってもできないんです。笑)関して、
なぜか野党PDであるサレルノ市長で、ごみ焼却を作るプロジェクトからおろされた人をカンパーニャ州知事に推薦したとかで、自分の政党PDLのカンパーニャ州議員から総スカン、かのムッソリーニの孫、エアロスミスのスティーブン・タイラーと同じくらい口のでかい(笑)アレッサンドラ・ムッソリーニなんかにむちゃくちゃひどいこと言われたそうで、「あたし、やめる!!!あの人の言い方には悪意があるわ、あの人、カンパーニャでは売春婦(カンパーニャの方言をつかって)ってよばれてるのよっ!!!」と新聞にぶちまけ、大騒動になったんですよね。でも、やめる、やめると大騒ぎしたわりには、やめると宣言した日のちょっと前にベルルのところにいって、あっさり前言撤回。(爆)いったい彼女の身には何があったんでしょうね。。。


髪を切ったせいかもしれないですけど、まったく別人のようです。女性はね、髪を切るとなんだか清楚に知的に見えちゃうのでしょうかね。あたしもショートカットにしようかしら。(爆)
と、どーでもいいベルルハーレムの一部ですが、それ以外にもPDLの女性議員はある意味とっても華やか。ヌードカレンダーとかすぐできそうなかんじ。どんな選考があるんだろう、PDL。。。
あ、イタリアではヌードカレンダーができるっていうのは、ある意味ステイタスですのよ。

左の金髪のおねーちゃんは、観光省大臣なんですけど、トンチンカンな発言ばかり。「動物虐待に反対するわ。(伝統であるとされた)闘牛を廃止したカタルーニャのように、イタリアも、イタリアのイメージをダウンさせるような動物を使ったお祭りはすぐ廃止するべき!シエナのパリオとか。。。」と発言。シエナ市長に「
アホかっ!大臣はまずパリオとはなんたるか分かっていない。」と呆れ顔で反論され、すぐに「パリオのような歴史的、伝統的な行事を残すことはイタリアの文化遺産」と舌の根も乾かずうちに、発言をしたんだよね。こんなんが観光大臣。。。(汗)イタリアって観光立国なんだよね、確か。。。そのトップです、この人。
そして対する野党最大勢力PDというと。。。

こう、なんというか、マンマ的?でも、ここんとこベルルとの勢力争いに負けているPD(そうなのよね。与党と野党の争いというよりも、最近の焦点は右派のなかでの分裂が問題になっていて、左党PDの話題は盛り上がらないのよね。。。)に対し「ベルルに勝つためには、モデル並みの女性議員を!!!」なんてブログに書いていた人もいたわね。そんなのが勝つ要因になるのか!?と思うけど、テレビのチャンネルを回せばどの曲も半裸のオネーちゃんがストリップショーばりの踊りを披露しちゃうイタリアだからねぇ。それもありなのかも。。。
実は昨日アフガニスタンでまたイタリア人の兵士が死亡、今日はローマで葬儀があり、国葬としてイタリア大統領、上院、下院議長などが参列したんですけど、ベルルはいなかったのよ。この大騒ぎの中、でていったら大変なことになるとして、代わりに官房長官に当たる人が代理でいったんだけど。同じことが
去年9月にも起こったんです。そしてそのときもベルル当人は来ないで、代理の官房長官が来た。ベルル体調不良とかいわれてたはずなんだけど、なんと葬儀の前の晩、ベルルの家には24人のギャル(爆)がやってきて、朝までGOGO!だったそうで。。。つーか、その前々日に遺体がローマの空港に着いたときも、ベルルは件のニコールちゃんと電話で、翌日の女の子たちについて話していたというからね。去年、ベルルが離婚したとき奥さんが「あの人、病気よ。。。」って言ってたのはあながち間違っていないかも。
とにかく、これで軍部からも批判があがるでしょう。ギャルとのドンちゃん騒ぎの中で警察官のコスプレしてのプレーがあったという話しが出て、警察からはかなりの批判が噴出してるところなんですが。しかもこの人、4時半まで遊んでて、葬儀には出ないのに、その翌日の夜は自分のお友達実業家たちと会食、そのあと、前の晩の乱痴気騒ぎに参加できなかった、ベルルの「婚約者」(この婚約者という言葉。。。この件が明るみになったときにテレビで会見をしたベルル。「僕は離婚してから、ちゃんと「婚約者」がいて、だからそういうお金を払って性的な関係を持つ必要はないんだ!」と宣言しちゃったから、誰がその婚約者?と言われていたんですけどね。これもどうも盗聴からそうらしい、ということになっています。)といわれている昨年のミス・トリノだった女の子(26歳)のために、その仲間の実業家たちと会食後に。。。って、確かにこんな毎日を過ごしてたら、70歳を超えてなくてもかなりきついだろっ!こういうことずっとしていたんだよね、この人。ちなみに婚約者・ロベルタちゃんはこの人。↓

そしてここには、ベルル
の犬に忠ら誠を誓ったTG4のエミリオ・フェーデの名前もちらほら。フェーデって、結婚指輪とか、忠誠って意味なんだけど、ほんとに彼はベルル大好き。(爆)TG4というニュース番組(もちろんベルルのチャンネル)の一番えらいさんなんだけど、今回の件で自分の名前やらベルルが侮辱されているとかでたいそうご立腹。そりゃあ、
自分の番組内でほえる、ほえる。。。しかし、そんなことやればやるほど惨めな感じなのだよ。ま、このひと、いわゆるアンカーなんだけども(direttore)
放送していない間、すごいのよ。パルラッチョ(放送禁止用語)オンパレード、変な顔から途中ででていったり、スッタフを怒鳴り散らしたり。でもそれを放送してしまうチャンネルも、チャンネルだし、それを爆笑で見ちゃうイタリアもイタリア、というかね。。。ほんと、
Travaglioが今回話していたけど、夜な夜なOver70のベルル&フレンズの前でポルノショーする若いギャル20数名の図って、なんというか、哀愁を帯びてる、というか、逆にかわいそうみたいな。。。ま、このじーさんたちは、死ぬまでこうってことだよね。そして今回もきっと何もなかったように終わっていくのかしら。
なんだかほんとはすごく重要なことなんだけど、むちゃくちゃどーでもいい話になってるわ、この話題。。。(汗)実はタイムリーにも、このベルルの話にむちゃくちゃ近いストーリーの映画がイタリアでもうすぐ公開なんだって。でもこれ、事実は小説よりも奇なり。ベルルの話のほうが映画なみ。でもこの映画見てると、あぁ、これがイタ人の頭の中なのか。。。と思ったり。(爆)しかしソープオペラのようなこの話、この中に出てくるギャルたちとカモッラのにおいのする連中との関係もとりだたされていたり、実は結構いろいろと一網打尽になる可能性も含んでいたりして。あぁ、イタリアにいる間にやってくれたらおもしろいのにっ!!!
Qualunquemente (Onda Calabra)つーか、政治ネタなのに、なぜかサスライ氏のブログのようになっちゃいましたよ。。。(笑)